製品テストとは|リサーチ マーケティング用語集
製品テスト
製品テストとは
製品テストとは、消費者調査の総称で、現物の製品を用いて、市場調査における製品の品質や性能に対する消費者の反応を評価するために行われるテストや調査のことです。
製品のコンセプトや試作品を回答者に提示し、購入意欲・品質・価値などの指標について評価してもらいます。複数の選択肢を比較することで、顧客がどの製品案を最も好むかを明らかにすることができます。
活用場面
新商品の受容性評価・製品の改善点抽出・改良品の評価などに活用されます。
また、製品のコンセプトや特徴、製造方法、機能性能といった点を検証し、製品化の前に幅広い顧客ニーズへの適合度の確認にも役立ちます。
製品テストの種類
一般的な製品テストの具体的な手法は、下記4つです。
1.品質保証(QA)テスト
製品を一般公開する前に、機能や動作が正しく行われるかを確認する手法です。多くの場合、本番環境に近い「ステージング環境」で実施され、想定されるさまざまな顧客シナリオを試しながら評価します。
新機能の追加や製品のアップデート時にも行われ、計画通りに動作しているかを検証し、リリース前に不具合を発見・修正するのに役立ちます。
2.コンセプトテスト
新サービス・商品を開発する際や、市場にリリースする前に、対象者(消費者)へ複数のコンセプト案(基本的な概念、企画の骨組み、方向性)を提示して、各案への反応を知るために行う手法です。→詳しくはこちら
3.A/Bテスト
「Aパターン」と「Bパターン」という2パターンの手法を提示して、どちらのほうがより良い結果を出せるかを、比較し検証する手法で、Webマーケティングの代表的なテストの1つです。→詳しくはこちら
4.リグレッションテスト(回帰テスト)
新しい機能や改修が導入されると、予期せぬ不具合や使い勝手の変化が生じる可能性があります。そこで、導入後、既存機能が影響を受けずに正しく動作しているかを確認する手法です。
このテストによって、アップデート後も製品が期待通りに動作することを保証し、品質を維持することができます。
関連用語
コンセプトテスト、ABテスト、順序効果、ホームユーステスト(HUT)