Web調査の回答者には不真面目な回答を行う回答者がある程度存在しており、マーケティングリサーチや学術調査を行う上で以前から課題となっていました。そこで、このような不適切と思われる回答者を回答データから抽出する方法を機械学習を用いて構築するために、2020年4月より筑波大学とFreeasyは共同研究を進めてきました。
特許番号:特許第7299580号
発明の名称:不適切回答検出方法及びそのシステム、並びにそのプログラム
出願日:令和3年8月20日
登録日:令和5年6月20日
特許権者:国立大学法人 筑波大学、アイブリッジ株式会社
筑波大学と共同研究で独自のアルゴリズムを構築(特許取得済み)。Freeasyの調査モニターへ全数調査を行い、回答データへアルゴリズムを適用して不適切回答候補者を抽出しブラックリスト化。
Freeasyは1問1回答10円の料金で、上記によりクリーニングされた調査モニターへWeb調査が行えます。
※アンケート毎の不適切回答データを完全に排除するものではございません。
2022年4月からFreeasyのアドバイザーに就任
尾崎 幸謙 氏のコメント
「不適切回答者の問題は、国内外の学術分野で大きなテーマとなっており、様々な対策方法が提案されています。今回の特許の内容は、AIによる不適切回答者検出を可能とするものであり、過去に提案された対策方法の欠点を克服することが可能です。調査データの質向上を目指し、AIによる方法のさらなる充実化を図っていきます。」
統計科学(構造方程式モデリング,テスト理論,マルチレベルモデル),行動遺伝学,社会調査
日本行動計量学会(理事),日本テスト学会,日本分類学会,日本心理学会