機縁法とは|リサーチ マーケティング用語集

機縁法

機縁法とは

機縁法とは、調査対象者をリクルートする(集める)方法の1つで、グループインタビューデプスインタビューなどの調査に協力してくれる「条件にマッチした対象者」を、リクルーター(調査員)の保有する友人・知人・同僚などの繋がりを通じて見つけることです。

非確率抽出法の一種で、「機縁リクルーティング」、「縁故法」、「紹介法」とも呼ばれます。

英語表記は、opportunity sampling。

機縁法のメリット・デメリット

最大のメリットは、対象者一人一人に詳しくヒアリングすることで、通常のリクルーティングでは対象者を集めるのが難しい、複雑な条件あるいは限定的な条件に合った対象者を集めることができる点です。

他にも、他年代と比較して回収の難しい若年層も紹介により回収ができる、調査対象者の的確な選定が可能、信頼関係によりキャンセル率が低いなどのメリットもあります。

一方、デメリットとしては、調査対象者の選定に時間とコストがかかり、プライベートな事柄(金銭、性、病気に関する事柄など)が重要になる調査の場合は、機縁では聴取しにくいケースもあります。

スノーボールサンプリング(雪だるま式標本法)

機縁法を用いて人づてに紹介をつないでいくことを、スノーボールサンプリング(雪だるま式標本法)と呼びます。

この方法では、ある調査対象者に調査協力を依頼すると同時に、新たな対象者の紹介もお願いし、その紹介先にも同様の依頼を繰り返すことで、調査対象者を集めることができます。

スノーボールサンプリングを用いることで、回収が難しい対象者からも回答を得られる場合があります。

関連用語

グループインタビューデプスインタビューリクルーティング

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