度数分布表とは|リサーチ マーケティング用語集

度数分布表

度数分布表とは

度数分布表とは、データを設定した範囲ごとに分割し、それぞれの範囲内にいくつデータが存在しているか、を表にまとめたものです。エクセルで簡単に作成することができます。

羅列するだけでは不明瞭だったデータについて、度数分布表にすることで、特徴や分布を把握できるため、データ分析の手助けになります。

英語表記は、frequency table。

例「35人の生徒が100点満点のテストを受けた際の度数分布表」

この場合は得点が「階級」、人数が「度数」。要素の詳細については次の見出しで解説。

度数分布表に必要な6つの要素

度数分布表をデータ分析で有効活用できるようにするため、必要となる要素は以下6つです。

1.階級

度数を集計するためにデータを区切る範囲

2.階級値

その階級を代表する値であり、階級の真ん中の値

3.度数

各階級に存在するデータの個数

4.累積度数

その階級までのすべての度数の合計

5.相対度数

各階級の度数が全体に占める割合

6.累積相対度数

その階級までのすべての相対度数の合計

※単語の頭に「累積」と付いているものは、それまでの階級の値をそれぞれ足していく数値です。

度数分布表を活用するメリット

度数分布表を活用することで、様々なメリットが得られます。

データの特徴を示す値を求めることができる

「データの代表値」と呼ばれる、データの特徴を代表する値を求めることができます。
求められる値は主に「平均値」「中央値」「最頻値」「標準偏差」の4つです。

ヒストグラムが作成できる

ヒストグラムとは、度数分布表を棒グラフのような柱状の図で表現したグラフのことで、データの分布を視覚的に把握できることが特徴です。

度数分布表は「表」、ヒストグラムは「グラフ」という違いだけなので、度数分布表にはヒストグラムの作成に必要な項目が揃っているため、度数分布表があればヒストグラムを作成することができます

情報をどこまで詳細に知りたいかによって、度数分布表とヒストグラムを使い分けると良いでしょう。

データから自社の課題点を見つけられる

ビジネスシーンでは、課題点を見つけるために度数分布表が用いられています。

データ分析を行う際に「何から分析したらいいか分からない」という場合、度数分布表を見ることで、どのデータの範囲にデータが集まっているのか、集まっていないのかなど、特徴を把握して、課題点を明確に見出すことができます

関連用語

平均値中央値最頻値標準偏差ヒストグラム

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「度数分布表」と関わりの深い「平均値」について解説している記事も、合わせてご覧ください。
『平均値とは?特徴、求め方、中央値や最頻値との違いを解説!』はこちら

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