二次データとは|リサーチ マーケティング用語集
二次データ
二次データとは
二次データとは、調査目的のために新たに収集されるデータではなく、他者によって収集され、公開されている「既存のデータ」のことです。
典型的には、官公庁による統計、研究機関のレポートなどが該当します。また、社内(部署内外含む)で過去に既に収集され、蓄積されている内部データや、リサーチ会社などの他社が収集し管理している外部データも、二次データに分類されます。
なお、調査目的のために「新たに収集されるデータ」のことは一次データといい、二次データの対義語に当たります。
英語表記は、Secondary Data。
二次データのメリット
最大のメリットとしては、他者によってデータが既にまとめられているため、新しく調査を行う必要がなく、収集のためのコストや時間が節約できることです。
データ収集の際には、まずは有用な二次データがないかを調査し、不足部分のみを一次データとして集め直して補うといった手順が取られることが多いです。
二次データのデメリット
デメリットとしては、自社の製品・サービスの対象者(ターゲット)とズレが生じる可能性があります。
また、「必要となる項目や要素が欠けている」、「データ形式が利用しにくい」、「データ取得時期が古すぎて参考にならない」といったような場合も考えられます。
そのため、二次データを調査・分析に活用する際は、調査内容の詳細(主体・場所・対象)やデータの取得状況(時期・方法)を確認し、活用できるかどうかを検討する必要があります。
関連用語と対義語
■対義語:一次データ
■関連用語:デスクリサーチ
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