目次[非表示]
- 1.はじめに
- 1.1.このような方におすすめ
- 2.テンプレートを使う3つの目的
- 2.1.効率的なアンケート作成
- 2.2.調査目的に応じたアンケート調査票の作成
- 2.3.調査の質の向上
- 3.活用するメリットとは
- 3.1.作成時間と手間を大幅カット
- 3.2.初心者でも安心して使える
- 3.3.アンケート設計の質が高まる
- 4.顧客満足・サービス評価アンケートのテンプレート
- 5.商品・サービスの“開発前”調査のアンケートテンプレート
- 6.“商品購入前”の印象に関わる要素を評価する調査のアンケートテンプレート
- 7.広告・プロモーションを評価する調査のアンケートテンプレート
- 8.ブランド認知・イメージ調査のアンケートテンプレート
- 9.営業・企画提案支援アンケートのテンプレート
- 10.広報PR発信用・自主調査のアンケートテンプレート
- 11.社内調査・従業員アンケートのテンプレート
- 12.イベント・セミナー関連アンケートのテンプレート
- 13.教育・スクール関連アンケートのテンプレート
- 14.医療・福祉関連アンケートのテンプレート
- 15.採用・人材関連アンケートのテンプレート
- 16.研修・教育プログラム評価アンケートのテンプレート
- 17.サービス改善・フィードバックアンケートのテンプレート
- 18.テンプレートを使うときの進め方とカスタマイズのポイント
- 19.早見表(アンケートテンプレートの選び方ガイド)
- 19.1.🎯調査の目的から選ぶ
- 19.2.👥対象者から選ぶ
- 20.アンケート作成時に役立つ関連記事
- 21.アンケートのテンプレートにまつわる、よくある質問
- 21.1.選択肢の態度尺度について詳しく教えて下さい。
- 21.2.性別・年齢などのフェイス項目は、アンケートの冒頭に置いていいのでしょうか。
- 21.3.ウェブ調査の場合と紙の調査の場合、フォーマットは異なりますか。
- 22.おわりに(まとめ)

はじめに
アンケートを作成したいけれど、どんな質問を入れればいいかわからない…そんなときに役立つのが「アンケートテンプレート」です。
この記事では、調査目的に応じたテンプレートを使うメリットや活用方法を解説した上で、実際にすぐに使える「テンプレート集」をご紹介します。
「まずはこれを使ってみる」ことで、調査の第一歩をスムーズに踏み出すことができます。はじめてアンケートを作る方も、業務の効率化を目指す方も、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- リサーチ初心者で、アンケートの設計方法に悩んでいる方
- マーケティング部門や企画部門で、社内調査・市場調査を担当している方
- 日々のアンケート業務を効率化したいリサーチ担当者・マーケターの方
- 営業提案や広報活動に使える「データの裏付け」がほしい方
- 調査会社に依頼する前に、自分たちで簡易アンケートを作成・実施したい方
- 従業員満足度、研修評価、働き方調査などを手軽に実施したい人事・総務を担当している方
- 展示会後のアンケートや来場者調査などを簡潔に実施したいイベント主催者・広報を担当している方
- カスタマーサポートの満足度を把握したいCS部門の方
- 患者の満足度を把握したい医療関係者の方
- B to Bの法人顧客向けの満足度・サービス評価を調査したい方
- 学生の授業・教員に対する評価を調査したい方
テンプレートを使う3つの目的
アンケート調査用のテンプレートを使用する目的は、以下の通りです。
効率的なアンケート作成
設問設計の知識や経験がなくても、質の高いアンケートを作成できるようになります。質問の順序や選択肢の粒度、尺度の選び方など、専門知識が求められる部分をテンプレートが土台として担ってくれるため、初めてアンケートを作る方でも整理された状態から始めることができます。
調査目的に応じたアンケート調査票の作成
顧客満足度をはじめ、調査目的に応じたアンケートを作成できるようになります。顧客満足度調査、従業員満足度調査、ブランド認知度調査など、目的が異なれば聞くべき項目や質問の順序も変わるため、目的別に整理されたテンプレートを選ぶことで、必要な項目だけを調整して仕上げることができます。
調査の質の向上
回答率を高める質問構成や表現を取り入れたアンケートテンプレートにより、より実用的な調査が実現できます。質問文の言い回しや選択肢の並び順は回答者の答えやすさに直結するため、あらかじめ回答しやすい構成で作られたテンプレートを土台にすることで、精度の高いデータを得やすくなります。
活用するメリットとは
テンプレートを使えば、誰でも手軽に、高品質なアンケートを効率よく作成できます。
作成時間と手間を大幅カット
ゼロから設計する手間を省き、スピーディに調査を開始できます。質問文の作成や項目の順序決めには相応の時間がかかりますが、テンプレートを土台にすればこうした検討時間を大幅に減らし、企画から実施までのリードタイムを短縮できます。
初心者でも安心して使える
調査目的別に分類されているため、用途に合わせて簡単に選べます。「何を聞けばいいかわからない」という悩みは、目的が近いテンプレートの質問例を確認するだけで解消しやすくなり、自分の状況に合わせて参考にしながら進められます。
アンケート設計の質が高まる
アンケートテンプレートを活用することで、偏りや曖昧さの少ない設問の作成が可能となります。実務で使われてきたテンプレートを土台にすることで、質問意図の伝わりにくさや選択肢の偏りといった設計上の抜け漏れを避けやすくなります。
顧客満足・サービス評価アンケートのテンプレート
商品を購入した顧客に対して、満足度や改善点を把握するためのアンケートです。別名、CSアンケートとも呼ばれます。
主に新商品発売後や既存商品の改善検討時に活用され、商品やサービスの品質向上に役立てられます。購入者本人を対象とし、使用感、満足度、改善希望点などを確認します。
📥テンプレート:▸顧客満足度アンケート(商品購入者用) ▸顧客満足度アンケート(サービス利用者用) ▸顧客満足度アンケート(来店者用)
商品・サービスの“開発前”調査のアンケートテンプレート
新商品やサービスの企画段階で活用し、ターゲットのニーズや不満点を把握するのに役立ち、開発方針の判断材料とすることが目的です。さらに、コンセプトの受容性まで把握します。企画の初期段階だけでなく、固まってきたコンセプトを提示して受容性を確認する使い方もできます。
📥テンプレート:▸ニーズ調査アンケート ▸コンセプト調査アンケート
“商品購入前”の印象に関わる要素を評価する調査のアンケートテンプレート
消費者の購入意思決定に影響を与える「商品の印象や期待」を把握したいときに活用し、マーケティング戦略の見直しに役立ちます。ここでは価格にフォーカスを当て、PSM分析の質問を含めます。高すぎる・安すぎると感じる価格帯を把握できるため、価格設定の妥当性を検討する材料になります。
📥テンプレート:▸価格受容性調査アンケート
広告・プロモーションを評価する調査のアンケートテンプレート
広告施策を実施した後に、その効果を測定する場面で活用するテンプレートです。認知した媒体、印象、わかりやすさ、購入喚起度を明らかにすることが目的です。結果を次回以降の広告施策・媒体選定を検討する材料として活用できます。
📥テンプレート:▸広告効果測定アンケート
ブランド認知・イメージ調査のアンケートテンプレート
ブランドの認知とそのイメージを測定する場面で活用するテンプレートです。認知度(純粋想起と助成想起)や理解度、態度変容の有無を明らかにすることで改善に繋げることが目的です。純粋想起と助成想起を分けて捉えることで、単に知っているかだけでなく、自然に思い出せるレベルまで認知が形成されているかを把握できます。
📥テンプレート:▸ブランド認知度調査アンケート
営業・企画提案支援アンケートのテンプレート
営業担当者による営業や提案活動の事前調査として活用し、顧客の課題や関心を把握することで、提案の精度向上と商談機会の最大化を目的とするテンプレートです。
「意識調査アンケート(テーマ別)」のテンプレートは、ターゲット(ペルソナ)の悩みや課題意識などの調査用です。「BtoB顧客向けアンケート(法人顧客向けの満足・サービス評価調査)」のテンプレートは、自社サービス・製品に対する法人顧客の満足度を可視化し、営業活動やカスタマーサポートの評価を収集、継続契約やアップセルにつなげることが目的です。
📥テンプレート:▸意識調査アンケート(テーマ別|例として美容・健康意識) ▸BtoB顧客向けアンケート(法人顧客向けの満足・サービス評価調査)
広報PR発信用・自主調査のアンケートテンプレート
話題性のある自主調査を企画し、や広報素材やオウンドメディアのコンテンツとして活用するテンプレートです。調査結果を数字の裏付けとしてプレスリリースやSNS発信に使うことで、メディア掲載やシェアされやすいコンテンツにつながります。
📥テンプレート:▸季節・時事テーマ調査テンプレート
社内調査・従業員アンケートのテンプレート
社内制度の見直しや職場環境の改善を検討する際に活用するテンプレートです。従業員の声を集めることで組織運営の改善と従業員のエンゲージメントの向上につなげます。定期的に実施して数値の変化を追うことで、施策の効果検証にも活用できます。
📥テンプレート:▸従業員満足度調査(ES調査)テンプレート ▸従業員エンゲージメント/定着意向調査アンケート
イベント・セミナー関連アンケートのテンプレート
イベントやセミナー終了後に活用するテンプレートです。参加者の満足度や要望を把握し、今後の企画運営の改善に役立てることが目的です。参加者の満足度や要望から、会場運営・内容構成のどこに課題があるかを洗い出すことができます。
📥テンプレート:▸セミナー参加者事後アンケート ▸展示会来場者アンケート
教育・スクール関連アンケートのテンプレート
塾やスクールなどの教育現場で活用するテンプレートです。受講者の学習満足度や要望を把握することで、教育内容の質向上を目指します。学習満足度や授業への要望から、カリキュラムや指導方法を見直すヒントが得られます。
📥テンプレート:▸授業評価アンケート(学生向け)
医療・福祉関連アンケートのテンプレート
医療機関や福祉サービス提供の現場で活用するテンプレートです。利用者の満足度やニーズを把握し、サービスの質を高めることが目的です。利用者やご家族の満足度・ニーズを把握することで、対応やサービス内容の質を高める材料になります。
📥テンプレート:▸患者満足度アンケート
採用・人材関連アンケートのテンプレート
採用活動や入社後の評価調査に活用するテンプレートです。応募者や新入社員の印象・課題を把握することで、効率的な採用や定着率の向上を図ります。応募者・新入社員の印象や課題から、選考プロセスや受け入れ体制を見直すきっかけになります。
📥テンプレート:▸採用面接後アンケート
研修・教育プログラム評価アンケートのテンプレート
研修の終了後に活用するテンプレートです。参加者の満足度や成果、改善点を把握し、教育プログラムの品質向上に役立ちます。満足度や学びの実感、改善点を確認することで、研修内容・進め方の質を高められます。
📥テンプレート:▸研修満足度アンケート
サービス改善・フィードバックアンケートのテンプレート
既存サービスの見直しや品質向上を検討する際に活用するテンプレートです。利用者の意見や改善要望を収集し、サービス強化につなげることが目的です。利用者からの意見・改善要望を直接収集することで、対応の課題を具体的に把握できます。
📥テンプレート:▸カスタマーサポート満足度アンケート
テンプレートを使うときの進め方とカスタマイズのポイント
テンプレートはそのまま配信することもできますが、実施シーンに合わせて手を加えることで、より精度の高いアンケートになります。ここでは、テンプレートを受け取ってから配信するまでの流れと、調整しておきたいポイントをまとめます。
①テンプレートを受け取ってから配信するまでの流れ
1.目的に近いテンプレートを選ぶ
早見表や本記事のカテゴリー分けを参考に、調査目的・対象者が近いテンプレートを選びます。
2.自社の状況に合わせて質問文・選択肢を調整する
商品名やサービス名、選択肢の粒度を自社の実態に合わせて書き換えます。
3.配布方法に合わせてレイアウトを整える
Web調査・紙・会場調査(CLT)のどれで実施するかによって、分岐の作り方やフェイス項目の置き方を調整します。
4.配信前に第三者にテストしてもらう
社内の別担当者などに一度回答してもらい、質問の意味が伝わるか、回答にかかる時間が長すぎないかを確認します。
②テンプレートをカスタマイズする際のポイント
- 評価の刻み方を変えるテンプレートの5段階評価を、分析目的に応じて7段階にしたり、逆に「満足/不満」の2択に単純化したりできます(詳しくは後述のFAQ「態度尺度」も参照)。
- 自由記述欄を増減させる定量的な傾向だけでなく理由も知りたい場合は自由回答欄を追加し、回答負荷を抑えたい場合は選択式に寄せます。
- 冒頭に一言添えるセミナー名や商品名など、実施する調査に固有の情報をテンプレートの冒頭に一文加えるだけで、回答者にとっての当事者感が高まります。
- 任意項目を見極める氏名・連絡先などフォローアップが必要な項目は、テンプレートのままにせず、必須/任意の設定を自社の運用に合わせて見直します。
早見表(アンケートテンプレートの選び方ガイド)
テンプレート選びに迷ったら、まずはこちらをチェック!目的や対象者、使いたいシーンに応じて、どのテンプレートを使うべきかがひと目でわかるようにまとめています。調査に不慣れな方でも安心して選べる早見表です。
🎯調査の目的から選ぶ
目的 | おすすめテンプレート |
顧客の満足度や体験の評価を知りたい | 顧客満足度アンケート( サービス利用者用 / 商品購入者用 / 来店者用 )、 カスタマーサポート満足度アンケート |
新商品のコンセプトやネーミングを検証したい | |
広告やプロモーションの効果を測りたい | |
提案の裏付け・意思決定支援のための根拠データを集めたい | |
メディア掲載・ SNS拡散など話題づくりに役立てたい | |
社内の従業員満足度や職場環境を知りたい | |
セミナー・イベント参加者の満足度を把握したい | |
教育機関で授業や研修の評価を行いたい | |
医療・介護サービスの満足度を測りたい | |
採用や面接のフィードバックを集めたい |
👥対象者から選ぶ
対象者 | おすすめテンプレート |
一般顧客・来店者 | |
商品・サービスの見込み顧客、ターゲット層に近い一般生活者 | |
一般生活者(ターゲット層別)、もしくは企業関係者 | |
社員・職員・アルバイト | |
営業先・取引先 | |
学生・生徒・保護者 | |
医療・福祉サービスの利用者 | |
来場者・参加者 | |
求職者・新入社員・内定者 | |
研修・講座の受講者 |
アンケートのテンプレートにまつわる、よくある質問
テンプレートを使う際に特につまずきやすい、尺度設計やフォーマットに関する質問&回答をまとめました。
選択肢の態度尺度について詳しく教えて下さい。
態度尺度とは、アンケートで「好き」「嫌い」などの意見を聞く際に用いる選択肢項目のことです。回答者の負荷を考慮すると、5段階が一般的です。もちろん、分析目的に合わせて7段階にする場合もあります。
性別・年齢などのフェイス項目は、アンケートの冒頭に置いていいのでしょうか。
性別・年齢・居住地などのフェイス項目(属性情報)は、アンケートの冒頭に置かれることも多くありますが、年収や家族構成のように回答者にとってセンシティブな項目は、紙・ウェブを問わず、一般的にアンケートの末尾に配置されます。
なお、本テンプレートでは、センシティブな情報を扱っておらず、性別・年齢・居住地のみを尋ねているため、アンケートの冒頭に配置しています。
ウェブ調査の場合と紙の調査の場合、フォーマットは異なりますか。
はい、もちろん異なります。以下、ニーズ調査アンケートのテンプレートを例として解説します。
Q3.
Q2.でこれまで同様の商品を使ったことのある方にお聞きします。その商品にどの程度満足していましたか。(ひとつだけ)
○とても満足 ○やや満足 ○どちらともいえない ○やや不満 ○とても不満
(注)インターネット調査の場合、Q2.「ある」の回答者にのみ表示。
ウェブ調査の場合、画面遷移の設定で、Q2.で「ある」を選択した人にのみ、Q3.の質問を表示させ、「ない」を選択した人にはQ3.を表示させません。
これが紙の調査の場合、Q2.の「ある」からQ3.の質問に矢印(→)を書き加え、「ない」からQ4.の質問に矢印(→)を書き加えるなど、レイアウトを工夫する必要があります。
会場調査(CLT)の場合は、調査員がアンケート回答をその場でチェックするので問題はありませんが、紙の調査の場合、調査票の指示通りに回答してもらえないこともあるため、集計前のチェックは必須となります。
また、ブランド認知度調査アンケートは、ウェブ調査を前提としたテンプレートです。Q3.認知経路、Q4.ブランドイメージ、Q5.好意度、Q6.購入意向の設問は全て、Q2.認知ブランドでチェックされたブランド全てについて回答してもらうフォーマットとなっています。
おわりに(まとめ)
ここまで、目的別に活用できる20種類のアンケートテンプレートと、その使い方・カスタマイズのポイントについて解説してきました。
テンプレートはあくまで土台であり、自社の状況に合わせて質問文や選択肢を調整することで、より精度の高いアンケートに仕上げられます。まずは目的が近いテンプレートを一つ選んで使ってみてください。実際に手を動かしてみることで、次に自社で作りたいアンケートの形も見えてくるはずです。
\今回ご紹介したテンプレートをまとめて使いたい方へ/
20種類のテンプレートを一つずつ探すのが手間な場合は、マニュアルとあわせて一括でダウンロードいただけます。カテゴリーごとに比較しながら自社に合うテンプレートを選びたい方は、ぜひご活用ください。
\テンプレートの回収・集計まで効率化したい方へ/
テンプレートで質問文が決まっても、配信・回収・集計を別々のツールでおこなうと管理の手間が増えてしまいます。セルフ型アンケートツール「Freeasy」では、アンケートの作成から回収、集計までを一つの画面で完結でき、テンプレートを実際の調査へスムーズに落とし込めます。まずはサービス概要や活用事例をまとめた資料をご覧ください。
【参考文献】『マーケティング・リサーチ・ハンドブック』(酒井隆著、日本能率協会マネジメントセンター、2006年4月第3刷)





