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【調査票の作り方】コツ・注意点・例(テンプレート)を大公開!


目次[非表示]

  1. はじめに
  2. 調査票作成で重要なこと①
  3. 調査票作成で重要なこと②
  4. 調査票作成で重要なこと③
  5. すぐ使える!調査票の例(無料テンプレート)
  6. おわりに

はじめに

ネットリサーチ業界で良く耳にする「調査票」という言葉。比較的なじみのある言葉ではありますが、本当の意味を知らない方は、意外と多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは重要なことを3つの項目に分けて、1つずつ丁寧に解説していきたいと思います。さっそくご覧ください!


調査票作成で重要なこと①

■最初に知っておきたい アンケート作成のコツ『目的と仮設』

アンケート作成の前に、ネットリサーチを行う「目的」を再度整理しておきましょう

調査では、「①誰に」「②何を聞くか」の言葉通りに、

 ●「①誰に」・・・性別、年齢、職業、家族構成、その他条件などの“属性を確認するパート(スクリーングなど)”

 ●「②何を聞くか」・・・明らかにしたい内容を聞く“検証パート(主に本調査)”

上記①②で構成されることが基本です。

その上での基礎知識をいくつかご紹介します。


■基礎知識 ~その1~「聞き方の種類」


<アンケート設問の種類>

こちらが準備した内容を回答してもらう

 ・シングルアンサー(SA)・・・ひとつだけ選択してもらうもの

 ・マルチアンサー(MA)・・・複数選択してもらうもの

●回答者に自由に回答してもらう

 ・自由回答(フリーアンサー(FA)、オープンアンサー(OA)などとも呼ばれる)

大きくは、これらで構成されます。また、構成するにあたりマトリクス設問を使うケースも非常に多いです。

▲マトリクス設問のサンプル

 応用した形も参考までにご紹介します。

●応用した形

 ・マルチアンサーで選択できる数に制限をかけて行う手法もあります。(2つまで、3つまで…)

 ・マトリクスでMAとSAを混在させて行う手法もあります。


<アンケート項目の種類>

●名義尺度・・・他と分類するために区別するもの(男性・女性、血液型 など)

●順序尺度・・・順序に意味を持っているもの(好き・やや好き・ふつう・やや嫌い・嫌い など)

●間隔尺度・・・目盛など等間隔になっているもの(温度、ビルの回数表示 など)

●比例尺度・・・原点が決められていて、間隔などに意味を持つもの(売上金額、身長 など)

ここのポイントとしては、項目の並び順に意味があるものなどアンケートを作る際に留意が必要であることを認識してください。

順序尺度などは、5段階評価などで使われますが、項目同士の間隔も等間隔にする必要があります

例えば、

 ・とても好き

 ・やや好き

 ・どちらともいえない

 ・やや嫌い

 ・とても嫌い

これらは、ほぼ等間隔の項目と言えます。


 ・とても好き

 ・まあ好き

 ・どちらともいえない

 ・嫌い

 ・断然嫌い

このように言葉が持つ尺度の等間隔が疑われるときは、精緻でないと思ってください。

また、場合によっては、回答者の認識に委ねるしかないため、結果自体にも大きな影響を与えてしまいます。


調査票作成で重要なこと②

■基礎知識 ~その2~「構成の考え方」

<アンケート作成する際の構成>

●大分類

●中分類

●小分類

上記の分類に分けて考えましょう。

このように整理すると、どのような内容が”行おうとしているアンケート”に必要か整理できます。この後に、具体的な設問として、作成を進めていくと効率が良いと思います。


■基礎知識 ~その3~「バイアス(偏り)」

<アンケート内のバイアス(偏り)の排除>

下記のような内容には、注意が必要です。各注意点ごとに例を記載します(解決方法は様々ありますが、一例として)。


回答を誘導するような項目内容・質問内容にしない

回答者の感情を変化させるような設問にしない(プライバシーを傷つけるような質問※1

 例は、表現上、割愛させていただきます

 ※1参考までに、調査上好ましくない内容を記載します(夫婦関係、身体的内容、資産、信条関係 など)

本人の認識任せになってしまうような曖昧な質問内容にしない

論点が複数含まれる質問内容にしない


調査票作成で重要なこと③

■基礎知識 ~その4~「回答者負荷を考える」

<回答の流れと回答者負荷を考える>

回答の流れは、正しい回答を導かせるために重要となります。大項目・中項目・小項目について前述しましたが、テーマごとに設問が続く形で、回答しやすくする必要があります

また、アンケートの多くは、記憶をさかのぼり回答するケースが多くあります。

例えば「試食した直後にアンケートを行ってもらう」場合は、ほぼ問題ないのですが、1ヶ月前の細かいことを思い出すことは少しハードルが高いです。「あのお店がすごく良かったのは記憶にあるけど、どんな点が良かったのか思い出せない」といった詳細まで思い出せないことが多くあります。

「助成・非助成」といった言葉があるのですが、お店の外観画像を表示させたり、アンケートを通じて記憶に刺激を少しずつ与えて詳細を少しでも思い出させる方法もございます。


さらに、ブランド名を出す、出さないなども目的を達成するためには重要なポイントとなることもございます。(よくあるケースは、アンケート前半はブランドを伏せて、アンケート後半でブランド名を出す調査があります)


回答者負荷は、回答精度に影響してきますので、十分留意したい点です。特にアンケートを作成する中で、「あれも聞きたい・これも聞きたい」と、ボリュームが多くなることが多くなります。

聞きたいことを聞くということは、こちら側からすると重要なことですが、回答者的には回答することに対して疲れが出てきます。

アンケートを作成している時・最終的にテスト回答をする時などで、下記内容は注意してください。

設問文がわかりにくいと、要点のみ抑えて、しっかり読まなくなる可能性がございます。

よくあるケースでは、専門用語が多用されていて、誤った解釈での回答に加え、回答ストレスも高まりますので、十分な配慮が必要です。

項目数は、10項目くらいまでが回答しやすいですが、15項目以上になると回答ストレスが増していきます。2問に分けて実施するなど、ご検討下さい。

設問数は、15問をこえてくると、回答しやすいアンケートでも疲れがでてきます。必要な設問かどうか、2回に分けるかなどの検討をする必要があります。


すぐ使える!調査票の例(無料テンプレート)

比較的よく使われるシーン別で、調査票の例をご紹介します。どれも必ず知っておきたい基本的なアンケートばかり。見本としてご利用ください。

●調査票の例1.「広告効果測定」

●調査票の例2.「ランキング」

●調査票の例3.「ブランド認知、イメージ」

●調査票の例4.「商品コンセプト、価格」

●調査票の例5.「ネーミング案、ABテスト」

●調査票の例6.「パッケージ」


おわりに

ここまで調査票について説明してきましたが、いかがでしたか?一見難しそうに見えますが、ポイントさえ押さえれば、だれでも簡単にマスターできます!基本を忘れそうになったときは、ぜひまたこの記事を見返してくださいね。


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