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アンケート調査の依頼、お願いメールの書き方と例文

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目次[非表示]

  1. はじめに
    1. この記事を読んで分かること、できるようになること
  2. アンケート調査の依頼メールの重要性
  3. アンケート調査の依頼メールの必要項目
    1. 1.アンケートの目的
    2. 2.アンケートURLのリンク
    3. 3.アンケート回答の設問数・所要時間
    4. 4.謝礼の内容
    5. 5.個人情報の取り扱い方法
    6. 6.問い合わせ先
    7. 7.回答期限
    8. 8.結果のフィードバック
  4. アンケートの回答率を上げるためのポイント
    1. 1.丁寧な言葉遣い
    2. 2.わかりやすく簡潔な文面
    3. 3.アンケートURLのリンクはわかりやすく
    4. 4.謝礼
    5. 5.結果のフィードバック
    6. 6.依頼メール送信の時間
  5. アンケート調査の依頼メールのテンプレート
    1. すぐに使える!顧客向けアンケート依頼文
    2. すぐに使える!社内向けアンケート依頼文
    3. すぐに使える!学生のアンケート依頼文(学生へ依頼する場合)
    4. すぐに使える!学生のアンケート依頼文(企業へ依頼する場合)
  6. アンケート調査の依頼メールにまつわる、よくある質問
    1. Q:依頼メールの必要項目とポイントに加えて、他にも注意点はありますか。
    2. Q:「個人情報」の内容を詳しく教えて下さい。
    3. Q:謝礼がある場合、タイトルに【謝礼進呈】を入れたほうがいいのでしょうか。
  7. 無料ダウンロード『アンケート調査の依頼メールの書き方』マニュアル
  8. おわりに(まとめ)

はじめに

アンケート調査を行う際に、調査実施者から、対象者(回答者)に送る「依頼メール」の書き方について、詳しく解説していきます。

この記事を読んで分かること、できるようになること

●アンケート調査を依頼する際の、重要項目やメールの書き方をマスターできる。
●アンケート調査の依頼をよりスムーズにおこない、調査を円滑に進められるようになる。
●活用シーン別の、依頼メールのテンプレートを入手できる(無料ダウンロード)。

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アンケート調査の依頼メールの重要性

アンケート調査は、「調査実施者」が「調査対象者」にアンケートへの回答をお願いする、つまり依頼することにより実施されます。依頼手段はメール等、様々です。

調査においてまず重要なことは、「調査実施者」が「調査対象者」からの信頼を得ることです。
対象者に不信感を与えたり、ネガティブな感情を起こさせることなく、気持ちよく調査に協力していただくためには、この最初に調査対象者が目を通すアンケート依頼(メール)の文章は、とても重要であることは言うまでもありません。

そして信頼を得ることができれば、最終的にアンケートの回答率が高くなることが期待できます。

アンケート調査の依頼メールの必要項目

アンケートの依頼メールに含むべき要素(必要項目)は、8つあります。

1.アンケートの目的

まず最初に、アンケートを行う目的を明記しましょう。

企業が行う調査の場合、新商品の開発、サービスの改善などが、目的として挙げられます。アンケートのタイトルは「○○に関する調査」であるとしても、依頼メールには「お客様へのサービス改善のため」という目的を明記できればベストです。

社内(自社社員対象)アンケートや、レポート・卒論や修論のために学生がおこなうアンケートも同様です。回答者にとって「なぜ、自分がアンケートに答えなければならないのか?」という動機付けがあるかないか、強いか弱いかによって、回答率が異なるとも言えます。

また、昨今ではアンケート調査を装った営業・販促メールも少なくなく、私達の個人情報を窃取したり、詐欺サイトへ誘導するといった被害が多数報告されています。

このような環境下、決してスパムメールではない!という安心感を対象者に与えることの重要性は、益々高まっています。

2.アンケートURLのリンク

アンケートのURLは「回答はこちらから」などの一言を添えて、分かりやすい位置に記載しましょう。

加えて、アンケート以外のURLを貼らないことも大切です。
参考サイトに予めアクセスして内容確認後に回答してもらうパターンのアンケートを除き、基本、アンケートページ以外のURLは貼らないようにしましょう。

3.アンケート回答の設問数・所要時間

依頼メールには、設問数概ねの回答所要時間を明記することも重要です。

回答負荷や回答に要する時間によっては、最悪の場合、回答者が途中離脱してしまう恐れもあります。しかし回答負荷を減らすために、必要最低限の設問や選択肢を削除するわけにもいきません。

その対策として、アンケート内に表示されるページ数(現在のページ/総ページ数)だけでなく、前述のとおり、依頼メールに設問数と概ねの回答所要時間の記載をすることは有効です。

また、回答前に、回答できるか否かを判断してもらえるため、最終的な回答率はアップします。

4.謝礼の内容

回答者に金銭や謝礼品、ポイントを付与する場合は、内容も記載しましょう。

その場合、回答者全員にもれなく金銭や謝礼品を進呈したりポイントを付与するのか、回答者のうち抽選で金銭や謝礼品を進呈するのかを明記します。

例)ポイントを付与する場合:「回答者全員に○ポイント」

また、回答内容によって質問数が異なる場合は、付与ポイント数も変わることも、記載しましょう。

5.個人情報の取り扱い方法

アンケートに氏名や年齢、住所といった個人情報に関する項目があるときは、取り扱い方法を明記する必要があります。

具体的には、個人情報を取得・利用する理由、個人情報の管理方法、個人情報の第三者への提供の有無の3つです。

6.問い合わせ先

アンケートに対して具体的な疑問点を持つ回答者もいるので、問い合わせ先を明記しましょう。
回答者に安心感を与えられるというメリットもあります。

7.回答期限

回答期限が決まっている場合は、日付や時間をしっかり明記しましょう。

また、予定回収数が決まっている場合は、予定数に達し次第、アンケートを終了することを明記しましょう。

8.結果のフィードバック

アンケートの集計結果をフィードバックできる場合は、その旨を明記しましょう。
アンケートに回答するモチベーションを高める効果が期待できます。

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アンケートの回答率を上げるためのポイント

次に、実際にアンケートの依頼メールを作る際押さえておきたい6つのポイントを説明します。
アンケートの回答率が上がることが期待できますので、必ず知っておきましょう。

1.丁寧な言葉遣い

文章は丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

たとえ謝礼がある場合でも、回答者に時間と労力の負担をかけることに変わりはありません。敬語を多用した慇懃な文章にはならない範囲で、真摯にお願いをする姿勢が大切です。

2.わかりやすく簡潔な文面

依頼メールの件名や本文は、わかりやすく簡潔に書くことが重要です。

ネットリサーチではない従来型調査の場合、紙に印刷された調査依頼文は、メールに比べて長い傾向にありますが、その習慣をそのままメールに適用する必要はありません。

また、一目でアンケートの依頼(お願い)と分かる件名にしましょう。販促・宣伝目的のメールと誤認されないことも重要です。

3.アンケートURLのリンクはわかりやすく

アンケートURLは、「回答はこちらから▼」などの注意書きとともに、分かりやすい位置に記載しましょう。

また、必要項目にもありましたが、アンケートURL以外のURL(キャンペーンやサービス紹介など)を載せるのは避けましょう。

4.謝礼

回答率を高める上で最も重要となるのが「謝礼」です。
進呈対象が、回答者全員の場合でも、抽選の場合でも、謝礼があることで回答率は高まります

5.結果のフィードバック

「結果を後日メールで送付します」のようにフィードバックがあることを明記できれば、アンケート内容に興味のある回答者に対して当事者意識を高めてもらうことが期待でき、回答率アップが見込めます。

企業が対象の場合(B to B)は特に、調査結果への興味が高いことが多いため、調査結果のフィードバックはさらに重要であり有効です。

6.依頼メール送信の時間

依頼メールを送る時間帯は回答率に影響を及ぼすため、重要なポイントの1つです。一般の生活者対象の場合(B to C)は、平日の夜間、週末がいいでしょう。

企業が対象の場合(B to B)は、平日の営業時間内(9:00~18:00頃)がいいでしょう。

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アンケート調査の依頼メールのテンプレート

すぐに使える!顧客向けアンケート依頼文

件名

【謝礼進呈】○○に関するアンケートのお願い

本文

○○○○様

平素より○○○○(商品名やサービス名)をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、○○○○の向上を目的として、ユーザーの皆様にアンケートを実施することとなりました。

つきましては、下記のURLからアンケートにご回答いただきますようお願いいたします。

是非、皆様の貴重なご意見をお聞かせください。

  回答はこちらから▼

  (アンケートURL)https://www.~

※設問数は○問で、回答にかかる時間は約○分です。

○月○日(○)○:○までにご回答いただいた方の中から抽選で○名様に、謝礼としてAmazonギフト1,000円相当分をメールにて進呈いたします。

なお、いただいたご回答は統計的に処理され、当アンケート以外の目的で使用することなく、特定の個人が識別できる情報として公表されることもありません。

お手数をおかけし恐縮ですが、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

※ご回答の方には、後日アンケート結果を送付いたします。

<問い合わせ先> ○○株式会社 ○○○○  連絡先:XX-XXXX-XXXX e-mail: YYYYY.jp

すぐに使える!社内向けアンケート依頼文


件名

○○○○についての社内アンケートご協力のお願い

本文

社員の皆様

おつかれさまです。○○○○部の○○○○です。

現在、社内で○○○○という意見があり、○○○○について社員の皆様のご意見を伺いたく、アンケート調査を実施する運びとなりました。

ご多忙中とは存じますが、◯月◯日(△)までに、下記URLのアンケートにご回答頂けませんでしょ
うか。

  回答はこちらから▼

  (アンケートURL)https://www.~

※設問数は○問で、回答にかかる時間は約○分です。

なお、調査結果は統計的に処理され、個別の内容が特定されることはありませんので、安心してご回答ください。

何かご不明点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

皆様の貴重なご意見をお待ちいたしております。

○○○○部○○○○  連絡先(内線):XX-XXXX-XXXX e-mail: YYYYY.jp

すぐに使える!学生のアンケート依頼文(学生へ依頼する場合)

件名

○○○○についてのアンケートご協力のお願い

本文

はじめまして。○○大学○○学部○○学科の○○○○と申します。

現在、大学で「○○○○」というテーマで卒業論文を作成しており、データ収集のため○○○○に関するアンケートの回答を集めています。

ご多忙中とは存じますが、◯月◯日(○)までに、下記URLのアンケートにご回答頂けませんでしょ
うか。

  回答はこちらから▼

  (アンケートURL)https://www.~

※設問数は○問で、回答にかかる時間は約○分です。

ご回答いただいた内容に関しては、統計的な処理を施し集計・分析し、卒業論文のデータとして使用させていただき、研究目的以外には使用いたしません。

また、個人名等を公開することはございません。

どうぞよろしくお願いいたします。

すぐに使える!学生のアンケート依頼文(企業へ依頼する場合)

件名

○○○○についてのアンケートご協力のお願い

本文

株式会社○○○○ ○○部  ○○○○様

はじめまして。○○大学○○学部○○学科の○○○○と申します。

突然のご連絡恐れ入ります。

この度、卒業研究として○○○○に関する調査を行なうこととなりました。

○○○○を調査することにより、○○○○を明らかにすることを目的とした研究です。

つきましては、貴社の社員様へアンケート調査を実施したいと考えておりますが、ご協力いただくことは可能でしょうか?

ささやかではございますが、アンケート回答にご協力いただいた方には、謝礼としてQUOカード500円分をお渡ししております。

無理なお願いとは存じますが、何卒ご協力いただけますと幸いでございます。

ご検討の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※調査を希望する企業へ打診するメール文のため、個人情報保護や回答時間などの必要項目は記載されていません。

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アンケート調査の依頼メールにまつわる、よくある質問

Q:依頼メールの必要項目とポイントに加えて、他にも注意点はありますか。

あまり一般的とは言えませんが、SNSが普及している昨今、アンケートの内容がSNSや掲示板にアップされてしまうリスクもあります。

そこで文中に注意書きとして、回答者にも守秘義務を守ってもらうことをお願いするケースも実際あります。

文面の具体例)調査に関する守秘義務をお守りください。アンケートで知り得た情報を、第三者に供することのないようお願いいたします(SNSや掲示板への書き込みを含みます)。

Q:「個人情報」の内容を詳しく教えて下さい。

以下、「政府広報オンライン」よりの引用です。

個人情報保護法において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報で、氏名、生年月日、住所、顔写真などにより特定の個人を識別できる情報をいいます。

これには、他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものも含まれます。例えば、生年月日や電話番号などは、それ単体では特定の個人を識別できないような情報ですが、氏名などと組み合わせることで特定の個人を識別できるため、個人情報に該当する場合があります。

また、メールアドレスについてもユーザー名やドメイン名から特定の個人を識別することができる場合は、それ自体が単体で、個人情報に該当します。

引用:「個人情報保護法」を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは? | 政府広報オンライン

Q:謝礼がある場合、タイトルに【謝礼進呈】を入れたほうがいいのでしょうか。

はい。回答者に、アンケート依頼メールを開封してもらうハードルを下げる効果はあります。

一方で、販売促進目的のためにアンケートが利用されるケースも少なくないため、警戒される場合もあることも頭に入れておきましょう。

無料ダウンロード『アンケート調査の依頼メールの書き方』マニュアル

本記事で解説した内容をまとめた資料「アンケート調査の依頼メールの書き方-すぐに使える無料テンプレートと、回答率アップのコツ-」は、下記よりダウンロードすることができます(無料)。

おわりに(まとめ)

最後に、ここまで解説してきた内容をまとめました。今一度の確認に活用してください。

アンケート調査を行う上でまず重要なことは、調査実施者が対象者から信頼されることです。
その第一歩が、アンケート調査の依頼メールの文章です。

適切な依頼メールによって、最終的にはアンケートの回答率が高くなることが期待できます

これだけは外せない、アンケート依頼メールの必要項目8つは下記のとおりです。

  • アンケートを行う目的
  • アンケートURLのリンク
  • アンケート回答の設問数・所要時間
  • 謝礼の内容(ある場合)
  • 個人情報の取り扱い方法
  • 問い合わせ先
  • 回答期限
  • 結果のフィードバック(可能な場合)

また、アンケートの回答率を上げるためのポイント6つは下記のとおりです。

  • 丁寧な言葉遣い(時間と労力の負担をかけるので、感謝の念を伝えることは大前提です。
  • わかりやすく簡潔な文面(一目でアンケート依頼とわかることが重要です。
  • アンケートURLのリンクはわかりやすく(アンケートURL以外のURLは載せません。
  • 謝礼(謝礼の有無が回答率に大きく影響します。
  • 結果のフィードバック(回答者のモチベーションに影響します。「B to B」の場合は特に重要です。
  • 依頼メール送信の時間(「B to C」の場合と「B to B」の場合で異なることに注意しましょう。
柏田宮亜
柏田宮亜
この記事はアイブリッジ 柏田宮亜が編集・構成を担当しました(編集者 / コンテンツディレクター)。2020年6月よりセルフ型アンケートツール『Freeasy』に関わり、記事の編集・構成を担当。読者の目線に立って、わかりやすく、役立つ情報を届けられるよう心がけています。

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