ラガード(ラガード層)とは|リサーチ マーケティング用語集
ラガード(ラガード層)
ラガードとは、新製品や新サービスに対して最も保守的で、既存の製品を使い続けたり、見向きもしない消費者のことです。「イノベーター理論」において、最後に購入する層であり、 イノベーター(イノベーター層)、アーリーアダプター(初期採用層)、アーリーマジョリティ(前期追随者)、レイトマジョリティ(後期追随者)の次に位置します。市場全体の16%を占めると言われていて、別名は「遅滞層」です。
ラガードは、世の中の動きや流行への関心が低く、新しいものへの興味も薄いため、新製品・サービスの受け入れを見送る傾向があります。それらが世間に普及しているだけでは不十分で、伝統的・文化的にも浸透してからようやく価値を感じる、という特徴を持っています。
よってこのラガードまでを取り込むことができれば、社会的なインフラとして定着したと言えます。
ラガードを対象にしたマーケティング施策では、「製品・サービスが定番化している」「長年多くの消費者に選ばれている」「安心して使える」という高い訴求力が有効でしょう。
英語表記は、laggards。
関連用語
★イノベーター理論における5つのタイプとは?
イノベーター(革新層)、アーリーアダプター(初期採用層)、アーリーマジョリティ(前期追随者)、レイトマジョリティ(後期追随者)、ラガード(遅滞層)
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