エスノグラフィとは｜リサーチ マーケティング用語集

エスノグラフィ

エスノグラフィとは

エスノグラフィとは、調査対象者となるユーザーの環境に一定期間身を置き、ユーザー目線に立って、商品やサービスの利用状況を理解したり、ニーズを把握する調査のことです。「エスノグラフィ調査」ともいいます。

もともとは文化人類学、社会学の用語で、異なる民族の思考や文化の行動様式を調査する手法（その記録文書も含む）を「エスノグラフィ」といいました。

英語ではethnography。

行動観察調査との関係性

エスノグラフィは定性調査である、行動観察調査の一種です。

行動観察とは、生活現場やサービスの現場、作業現場などにおいて人がどのような行動をしているかを観察することで、言語化できない無意識の行動や置かれている状況・環境から、本人に聞いても分からない事実や当たり前すぎて見過ごされてきた事実などを発見、解釈します。

定性的に事実を捉え、顕在化していないニーズに迫り、課題を導くリサーチ手法です。

エスノグラフィの活用方法

エスノグラフィでは、顧客が自覚していない、まだ表に出てきていないような「顧客の真のニーズ」が現れると言われています。

よって近年のマーケティングにおいては、主に商品開発のための調査手法として積極的に活用されています。

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