ランダマイズとは|リサーチ マーケティング用語集

ランダマイズ

ランダマイズとは

ランダマイズとは、ネットリサーチにおける質問技術の1つで、回答者(調査対象者)ごとに、選択肢の順番や質問する順番を替える質問方法のことを言います。

ランダマイズをおこなう目的は、回答が選択肢の提示順序による影響を受けてしまうことを防ぐため(回答のバイアスを減らすため)です。

具体的なやり方は、回答用紙を使ったアンケートの場合、あらかじめ選択肢の並び順が異なる回答用紙を同じ割合で用意して配布することでランダマイズします。
ネットリサーチにおいては、ほとんどのWEBアンケートシステムにランダマイズの機能が標準化されていることが多いため、簡単にランダマイズをおこなうことができます。

ランダマイズの例

例えば下記のような選択肢がある場合を見てみましょう。

■回答の選択肢(3つ):テレビ、パソコン、スマートフォン

■パターン
・パターン1:テレビ、パソコン、スマートフォン
・パターン2:テレビ、スマートフォン、パソコン
・パターン3:パソコン、スマートフォン、テレビ
・パターン4:パソコン、テレビ、スマートフォン
・パターン5:スマートフォン、テレビ、パソコン
・パターン6:スマートフォン、パソコン、テレビ

ランダマイズをおこなう場合は、上記のような6パターンで、回答者ごとに選択肢の順番を替えます。

関連用語「順序効果」、「初頭効果」、「親近効果」

ランダマイズと関連が深い用語を3つ解説します。

順序効果

順序効果とは、アンケートにおいて、調査対象者の回答が、選択肢の順番や質問する順番に何らかの影響を受け、回答結果に影響を及ぼす効果の事を言います。順序バイアスとも言います。

初頭効果

初頭効果とは、アンケートにおいて、一番最初に提示された情報(回答選択肢)に強く影響され、もっとも印象や記憶に残りやすい心理的な効果のことを言います。
ポーランド出身の心理学者ソロモン・アッシュ氏により提唱されました。

親近効果

親近効果とは、アンケートにおいて、一番最後に提示された情報(回答選択肢)に、強く影響された結果で答えてしまうことを言います。

関連する記事

ウェブ画面調査票で設定すべきこと|Freeasyリサーチアカデミー」では、複数回答選択肢のランダム表示設定について、その大切さや効果を、詳しく解説しております。ぜひご覧ください。

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