広告効果測定とは｜リサーチ マーケティング用語集

広告効果測定とは

広告効果測定とは、テレビCMや新聞、ウェブ媒体などへの広告出稿によって、どれぐらい効果があったのか、その成果を測る（検証する）ことです。

ここでいう広告とは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のマスメディアを含めた総合的な広告を指しています。

実施する目的は、出稿した広告が自社のサービスや商品の売り上げにどのぐらい貢献したのか、また、出稿した広告の課題を把握してより費用対効果の高い広告出稿へと繋げるためです。

広告効果測定の方法

測定方法は、アンケート調査です。最もポピュラーなのは、広告出稿の事前と事後を比較することです。

広告効果測定のレベル

広告効果は、広告到達レベル、心理（態度変容）レベル、行動レベルの3つのレベルで測定されます。

■広告到達レベル

広告到達レベルとは、広告が届いたかどうかを表す数値のことです。露出量であるメディア到達レベル（GRPなど）とは異なります。

■心理（態度変容）レベル

心理（態度変容）レベルとは、商品などに対する理解度や好意度が、事前と事後でどう変化したのかを比較します。

■行動レベル

行動レベルとは、広告で知った商品などを実際に購入したのかをメインに聞きます。

質問文の例

広告効果測定は、広告出稿の前後で2回調査を実施することが理想的ではありますが、予算の都合などにより、1回だけの調査で測定するケースが多いのが現実です。

そこで下記に、広告出稿後の1回だけ調査を行う場合の具体的な検証項目と質問文の例をご紹介します。

インターネット広告における広告効果測定

インターネット広告における広告効果測定は、先述のテレビ・ラジオなどの総合的な広告の場合とは違い、広告出稿前の測定はなく、広告出稿後の効果測定のみとなります。

広告出稿の事前・事後の比較という一般的な広告効果測定よりも範囲が狭まり、広告接触のデータは正確に集まりますが、心理（態度変容）レベルのデータは収集されません。

また、評価指標も、「インプレッション（認知）」「トラフィック（誘導）」「コンバージョン（獲得）」とシンプルなケースが一般的です。

インターネット広告の効果測定指標

わかりやすく表にまとめました。

ブランドリフト調査との違い

広告効果測定は、一般的に広告接触者を対象とした広告出稿の事前と事後の比較であるのに対し、ブランドリフト調査は、広告出稿後の広告接触者と非広告接触者の比較をする調査という点で、違いがあります。

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