市場調査会社の選び方|大手・専門型の違いや主要各社を比較解説

新規事業や施策の成否を握る市場調査。「どんな会社に依頼すべきか」「予算に見合う成果が得られるか」と悩む担当者は少なくないでしょう。

市場調査サービスを提供する会社には、幅広い手法や領域を扱う大手総合型から特定の業界や手法に特化した専門特化型、自分たちで安く手軽にアンケートができるツールを持つ会社まで、さまざまなタイプがあります。

本記事では、市場調査の依頼を検討する方に向けて、失敗しない選び方のポイント要各社の比較費用相場を徹底解説します。自社に最適なパートナーを見極める指針として参考にしてください。

市場調査会社に依頼できる業務

市場調査は、客観的なデータを提供することで、ビジネスの重要な決断を後押しします。市場調査会社は、アンケートなどを通じて市場の傾向を数値で捉える「定量調査」や、インタビューなどを通じて消費者の本音を深掘りする「定性調査」を使い分け結果の分析や戦略の設計もサポートします。

調査会社に依頼できる具体的な業務は、主に以下の4つです。それぞれについて詳しく解説します。

  • 市場調査の設計
  • 市場調査の実施
  • 集計と分析
  • コンサルティング

│市場調査の設計

市場調査の設計では、調査の全体像を設計図として定義します。具体的には「何のために調査するのか」という目的の整理から始まり、対象とする市場・消費者層の定義、最適な調査手法の選定、スケジュールの策定までを含みます。

この設計フェーズの成否が、その後の調査精度を大きく左右します。調査会社は依頼者へのヒアリングを通じ、目的や課題を正確に把握した上で「リサーチ・ブリーフ(設計図)」としてまとめ、手法の妥当性を担保します。

│市場調査の実施

市場調査の実施は、設計に基づいて実際にデータを収集する業務(実査)です。数日で数千人の傾向をつかめる「オンラインアンケート」から、インタビュアーが消費者の本音を深掘りする「インタビュー調査」まで、目的や予算に応じた多様な手法があります。

調査会社は、不誠実な回答者の排除といった品質管理や、統計学的に意味のある有効サンプル数の確保など、データの信頼性を高めるための専門的な管理を担います。

│集計と分析

集計・分析とは、収集したデータを経営判断や施策立案に活用できる形へと加工・解釈する工程です。例えば、調査サンプルの偏りを補正する「ウェイトバック集計」によって、より実態に近い市場予測が可能になります。

さらに、統計的な検定や多変量解析などの手法を用い、数字の背景にある意味をプロの視点で読み解きます。これにより、見かけ上の数値に惑わされることなく、根拠のある結論を導き出せます。

│コンサルティング

調査結果をもとに具体的な戦略提言を行うのが、コンサルティングです。膨大なデータから重要な示唆を抽出し、依頼者が迅速に意思決定できるよう、エグゼクティブサマリーを含む報告書の形で提供されます。

データの提示にとどまらず、プロジェクトの継続・縮小・中止といった判断軸まで含めた提言を行うため、思い込みや期待値に左右されない客観的な経営判断を後押しします。

市場調査会社の比較ポイント

パートナーとなる調査会社の選定は、調査の質を左右します。見積額の安さだけで決めるのではなく、「自社の抱える課題に対し、どの程度の解決力を持っているか」という視点を持つことが大切です。以下の6つのポイントをチェックするようにしましょう。

  • 調査手法の豊富さ
  • 得意な業界・領域の知見
  • パネル(調査対象者)の量と質
  • 分析・アウトプットの質
  • 伴走型サポートの有無
  • 料金プランとコストパフォーマンス

│調査手法の豊富さ

調査会社を選ぶ際に重視したいのが、「課題に対して、いかに柔軟で多角的なアプローチを提示できるか」という引き出しの多さです。

市場調査は、一つの手法だけでは解決できないケースも少なくありません。例えば、アンケートで市場の全体像を数値化する「定量調査」と、インタビューで個人の深い動機を掘り下げる「定性調査」を組み合わせる「ハイブリッド調査」が必要となるケースもあります。

多彩な選択肢の中から最適な手法をとれる会社であれば、より精度の高い結果を得られます。手法ありきの提案ではなく、「課題解決の最短ルート」を描けるパートナーかどうかが、費用対効果を最大化させるポイントです。

│得意な業界・領域の知見

次に注目したいのが、調査会社が依頼者の業界に対する知見をどの程度持っているかという点です。

市場調査において、BtoBビジネスをはじめ専門性の高い分野では、業界特有の商習慣や背景知識に明るくない会社が調査をすると、集まった回答の「真意」を読み違え、実務に活かせないリスクがあります。

一方で、対象の業界に詳しい調査会社であれば、数値の背景まで読み取り、有用なアドバイスをくれます。また、コミュニケーションもスムーズにとれ、調査結果を事業戦略へと正確に落とし込めます。

│パネル(調査対象者)の量と質

データの信頼性を左右するのは、調査会社が抱えるパネル(調査対象者)の「量」と「質」です。パネル数が豊富であれば、新規事業や新商品のターゲットとなる特定の条件に合う回答者も集めやすく、狙った層の声を的確に拾えます。

また、誠実に回答するパネルが多い会社であれば、質の高い意見を吸い上げられます。この「量と質」がそろっているかどうかが、市場のニーズを正確につかむための条件といえます。

│分析・アウトプットの質

調査会社を選ぶ際は、報告書が「自社の会議でそのまま使えるレベルか」も基準にしましょう。

優れた報告書は、事実としての「結果」と、そこから言える「結論」、そして具体的な「提言」が区別されています。専門知識がない人が見ても一目で内容が理解できるような視認性と論理性の高いアウトプットは、時間や労力のロスを最小限にしてくれます。

│伴走型サポートの有無

「市場調査を外注したいが、何をどう頼めばいいか分からない」という場合に特に重要なのが、伴走型サポートです。

依頼者の指示を待つだけでなく、調査中に生じた課題にも踏み込んでアドバイスしてくれる会社や、専門用語を噛み砕いて説明してくれる会社であれば、リサーチの経験が浅くても安心して進められます。

対等なパートナーとして動いてくれるかどうかは、調査の完成度を大きく左右します。

│料金プランとコストパフォーマンス

調査会社が、予算内で最大の成果を得るためのアプローチを提案してくれるかも確認しましょう。

たとえば、いきなり大規模な調査に高額な予算を投じるのは、仮説が間違っていた場合にすべての費用が無駄になるリスクがあります。

まずは少人数のインタビューや簡易調査で当たりをつけ、確信を得てから大規模調査へ移る。こうしたリスクマネジメントができるパートナーこそが、最も高いコストパフォーマンスを発揮してくれます。

最近では、自社で手軽に調査ができる「セルフ型ツール」も普及しています。プロに任せるべき重い課題と、ツールで手軽に取り組める課題を切り分けることも念頭に置くと良いでしょう。

「限られた予算と時間の中で市場の反応を素早く確かめたい」という場面で活用いただいているのが、セルフ型アンケートツール「Freeasy」です。1問10円、500円からアンケートを実施できます。

まずは、無料でご提供しているサービス資料をダウンロードしてみてください。

市場調査会社のタイプと選び分けの基準

調査会社には、幅広い手法や領域を扱う大手総合型、特定の分野に強い専門特化型、そして手軽に使える低コスト型の3つのタイプがあります。それぞれのタイプに向いているケースを解説するので、自社に合った市場調査会社を選ぶベースを確認してみましょう。

  • 大手総合型が向くケース
  • 専門特化型が向くケース
  • 低コスト型が向くケース

│大手総合型が向くケース

複雑な市場構造の把握や、国をまたぐグローバル調査が必要なケースでは、大手総合調査会社のネットワークが頼りになります。複数の手法を組み合わせた高度な分析や、各国の商習慣を踏まえた調査をスムーズに完遂させる遂行力は、大手ならではの強みです。

一気通貫のサポート体制によって調査の妥当性が担保されるため、複雑な課題に対しても多角的な解を見出すことができます。

│専門特化型が向くケース

ニッチな市場や高度な専門性が求められる調査において、データの解釈に高い精度を求めるなら、専門特化型の会社を選びましょう。特定の業界に特化したリサーチャーは、豊富な業界知見を生かして調査結果を分析するため、見落とされがちな小さな変化や業界の力学を読み取ることができます。

「なぜその回答が出たのか」という背景文脈を含めて深く理解したい場合にも、有力な選択肢となります。

│低コスト型が向くケース

スピード重視で仮説を確かめたい時や、新規事業・新商品の初期検討段階でまず市場の反応を見たい場合には、低コスト型が便利です。自分たちで設問を作成し配信する「セルフ型」なら、低価格で手軽に調査を実施できます。

数百万人もの調査協力者を抱えていることもあり、調査開始から数日間という速さで結果を回収できます。日々の細かな意思決定や、施策の方向性を素早く確認したいシーンにも適しています。

実績豊富な大手市場調査会社3選

ここからは、実績豊富な大手市場調査会社を3社紹介します。

  • 株式会社マクロミル

  • 株式会社ネオマーケティング

  • 株式会社インテージ

項目

マクロミル

ネオマーケティング

インテージ

料金目安(税別)

110,000円〜

(10問/100サンプル)

154,500円〜

(15問/400サンプル)

124,000円〜

(画面作成〜納品の基本料金)

パネル規模

自社130万人

国内提携含む約3,600万人

約2,900万人(提携含む)

国内約300万人(アクティブベース)

グローバル対応

世界約1.3億人のパネル基盤

アジア・オセアニア13カ国に提携

アジア中心に自社海外拠点10カ国

強み

圧倒的なスピードとコンサルティング体制

施策提案まで手厚く伴走

消費・流通データの分析に高い信頼性

おすすめの企業

初めて外注する企業、グローバル調査が必要な企業

調査結果を売上に直結させたい企業

食品・日用品など流通データを重視する企業

※料金やパネル規模は、2026年3月調査時点のデータを記載しています。

│株式会社マクロミル

<特徴>

ネットリサーチの国内最大手であり、圧倒的なスピードと独自のデータ利活用支援が強みです。単なる集計に留まらず、マーケティング戦略全体を支援するコンサルティング体制も整っており、初めて外注する企業でも安心して任せられます。

<料金>

本調査の10問100サンプルの基本料金は110,000円(税別)です。
※スクリーニング費用、設計費、データ集計費は別途。調査内容により変動します。

<パネル規模>

自社パネル約130万人、提携パネルを含む国内ネットワーク約3,600万人を保有しています。世界約1.3億人のパネル基盤を活用したグローバル調査にも対応可能です。

│株式会社ネオマーケティング

<特徴>

「実務に活きるリサーチ」を掲げ、調査結果を売上につなげるための施策提案まで手厚く伴走するのが最大の特徴です。取引顧客数は過去最高水準で推移しており、幅広い業種・規模の企業から支持を集めています。

<料金>

ネットリサーチ(WEB調査)における15問400サンプルの参考価格は154,500円(税別)です。
※スクリーニング費用は別途発生。集計費込み。

<パネル規模>

約2,900万人近いアンケートモニター数を抱えます(提携含む)。属性を絞り込んだ精緻なターゲティングが可能で、BtoBやニッチな市場の調査にも柔軟に対応できます。

│株式会社インテージ

<特徴>

国内市場調査シェアNo.1を誇り、30期以上連続で成長を続けている業界のリーディングカンパニーです。消費者パネルや小売店パネルなど、日本標準とも言える圧倒的な消費データを保有しており、食品や日用品をはじめとする流通・販売データの分析において高い信頼性があります。

<料金>

ネットリサーチの基本料金(画面作成〜納品)は124,000円(税別)〜です。
※20問1,000サンプルの新規サービス検討向け調査パッケージでは350,000円(税別)程度が目安。高度な分析や専門性が求められるため、大手の中でも高単価な傾向にあります。

<パネル規模>

国内約300万人のアクティブなアンケートモニターを保有しています(過去1年間に協力実績のある方ベース)。国内唯一、国際基準(ISO20252)のパネル品質管理認証を取得しています。

専門分野の調査手法に強い会社3選

専門分野の調査手法に強い会社3選は、以下のとおりです。

  • 株式会社日経リサーチ

  • GMOリサーチ&AI株式会社

  • 株式会社アスマーク

項目

日経リサーチ

GMOリサーチ&AI

アスマーク

料金目安(税別)

数十万円〜数百万円

(オーダーメイド見積もり)

十数万円〜(アンケート代行)

セルフ型は1問1回答10円〜

数万円〜

(ネットリサーチ基本料金)

パネル規模

独自のビジネスパーソンパネル+日経グループのネットワーク

国内最大級+アジア16の国と地域で5,900万人以上

国内1,700万人以上(提携含む)

強み

B2B調査・企業ブランド測定の信頼性

アジア圏のスピード調査とAI品質管理

幅広い手法と伴走型支援

おすすめの企業

B2B調査やブランド測定に権威性が必要な企業

アジア市場への進出を検討する企業

リサーチ初心者の担当者がいる企業

※料金やパネル規模は、2026年3月調査時点のデータを記載しています。

│株式会社日経リサーチ

<特徴>

日本経済新聞グループの一員として、B2B調査や企業ブランド測定において国内屈指の信頼性を誇ります。単なるデータ収集に留まらず、多角的なデータ活用や高度な解析を用いたコンサルティングが強みです。「お墨付き」が欲しい場面や、複雑なビジネス市場の実態把握において、強力なパートナーとなります。

<料金>

専門性の高い分析が中心となるため、1プロジェクト数十万円から数百万円規模のオーダーメイド見積もりが基本です。

<パネル規模>

独自のビジネスパーソンパネルや日経グループのネットワークを持っています。役職者や特定の専門職など、一般的なパネルでは捕捉しにくい層へのアプローチに長けているのも特徴です。

│GMOリサーチ&AI株式会社

<特徴>

アジア最大級のパネルネットワーク「ASIA Cloud Panel」を基盤に、圧倒的なスピードとコスト効率を実現しています。最新のAI技術を駆使した不正回答の排除や、セルフ型からフルサポート型まで選べる柔軟なサービスが特徴です。日本国内だけでなく、アジア圏を中心とした海外市場への迅速な進出判断を支援する体制が整っています。

<料金>

アンケート代行では十数万円〜が予算の目安です。セルフ型の「GMO Ask」であれば1問1回答10円から利用可能です。
※調査内容により変動

<パネル規模>

国内最大級のパネルに加え、アジア16の国と地域で5,900万人以上の消費者にアクセスが可能です。

│株式会社アスマーク

<特徴>

ネットリサーチから座談会、ホームユーステストまで、幅広い手法に対応する柔軟なサポートが特徴です。1万円程度から利用できるセルフ型「ASMARQ」から、専門家が設計を代行するフルサポートまで、予算や経験に合わせたプラン選択が可能です。リサーチに慣れていない担当者への丁寧な「伴走型支援」に定評があり、施策に繋がる実務的な知見を提供します。

<料金>

ネットリサーチであれば、数万円からの基本料金です。

<パネル規模>

自社で運営する「D STYLE WEB」を中心に、国内1,700万人以上の提携パネルを保有しています。属性の細かい絞り込みにも柔軟に対応できるのが強みです。

低コストなネットリサーチに対応している会社3選

低コストなネットリサーチに対応している会社を3選紹介します。

  • アイブリッジ株式会社

  • 株式会社クロス・マーケティング

  • 株式会社ジャストシステム

項目

アイブリッジ(Freeasy)

クロス・マーケティング

ジャストシステム(Fastask)

最低料金(税別)

500円〜

(1問×50人)

90,000円〜(ネットリサーチ)

セルフ型(QiQUMO)は2,200円〜

99,000円〜

料金体系

1問×1人=10円の従量課金

設問数×サンプル数による見積もり

設問数×サンプル数による見積もり

パネル規模

国内1,300万人以上(提携含む)

約1,500万人(提携含む)

300万人以上(自社パネル中心)

調査タイプ

セルフ型

オーダーメイド型/セルフ型(QiQUMO)

セルフ型

強み

業界最安級・最短10分で配信

大規模調査にも対応する品質管理体制

直感的なUI/UX

おすすめの作業・企業

日常的な仮説検証、スタートアップ

大量サンプルで信頼性の高いデータが必要な企業

専門知識なしでセルフ調査を始めたい企業

※料金やパネル規模は、2026年3月調査時点のデータを記載しています。

また、ネットリサーチ会社は、以下の記事でも紹介しています。
🔗
【2025年版】人気ネットリサーチ会社8社を徹底比較|料金・特徴・選び方ガイド

│アイブリッジ株式会社

<特徴>

業界最安級のセルフ型アンケートツール「Freeasy」を運営しています。24時間365日、担当者を介さず自ら設問を作成・配信できるため、圧倒的なスピード感で市場の反応を確かめられるのが最大の特徴です。最短10分でアンケート配信が完了し、即座に集計結果を確認できるため、日々の小さな仮説検証やスタートアップの迅速な意思決定に最適です。

<料金>

1問×1人=10円のシンプルな従量課金で、最低500円から実施可能です。初期費用・ランニングコストは一切かかりません。

<パネル規模>

提携パネルを含め、国内1,300万人以上のネットワークを保有しています。幅広い属性の中から、目的に合わせたターゲットを抽出できます。

◆Freeasy 料金早見表

設問数 / 回収数

1問

5問

10問

20問

50人

¥500

¥2,500

¥5,000

¥10,000

100人

¥1,000

¥5,000

¥10,000

¥20,000

500人

¥5,000

¥25,000

¥50,000

¥100,000

1,000人

¥10,000

¥50,000

¥100,000

¥200,000

※料金は全て税抜表示。初期費用・ランニングコスト不要。

Freeasyの詳細は下記よりご確認いただけます。
🔗Freeasy(フリージー)について詳細を見る

さらに詳しく サービス内容を知りたい方は、以下より無料ダウンロードしてみてください。

│株式会社クロス・マーケティング

<特徴>

国内最大級のパネル基盤を武器に、低コスト・短納期ながらも「品質管理」を徹底している点が強みです。ネットリサーチ専業としての豊富な実績があり、大量のサンプル回収が必要なプロジェクトでも安定した運用を実現します。単純な安さだけでなく、不正回答を排除する独自の仕組みを導入しており、信頼性の高いデータをスピーディーに手に入れたいマーケティング担当者から選ばれています。

<料金>

ネットリサーチの場合、利用料金は90,000円(税別)〜です。さらにコストを抑えたい場合は、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を活用することで、最低利用金額2,200円(税別)〜調査が可能です。

<パネル規模>

約1,500万人の自社・提携パネルを保有しています。属性情報が細かく整理されているため、ニッチなターゲットへのアプローチも低コストで実現可能です。

│株式会社ジャストシステム

<特徴>

セルフ型アンケートサービス「Fastask」を提供しています。日本語ワープロソフト「一太郎」などで培ったUI/UXの知見を活かし、専門知識がなくても迷わず操作できる直感的なシステムが特徴です。

<料金>

最低利用料金は、99,000円〜です。

<パネル規模>

アクティブ率の高い自社パネルを中心に構成しています。300万人以上の協力者から、鮮度の高い「消費者の生の声」をリアルタイムで収集可能です。

市場調査会社を利用する場合によくある失敗

市場調査を成功させるためには、依頼者が陥りやすい「失敗」の傾向を事前に把握しておくことが重要です。プロの知見を最大限に引き出すためにも、代表的な5つの失敗パターンをチェックしておきましょう。

  • 目的・仮説が曖昧なまま依頼して欲しいデータが得られない
  • コスト優先で品質が落ちる
  • 設問の詰め込みすぎや誘導尋問でデータが歪む
  • 調査対象の絞り込みが不十分で適切な層に届かない
  • 調査結果の活用イメージに欠けデータをうまく活用できない

│目的・仮説が曖昧なまま依頼して欲しいデータが得られない

調査の成否を分けるのは、調査会社に問い合わせる前の準備にあると言っても過言ではありません。「何を決めるための調査なのか」という目的が曖昧なまま進めてしまうと、得られたデータを意思決定に活かせず、結果として多額の予算が無駄になってしまうからです。

問い合わせの前に、まずは意思決定の目的検証すべき仮説言語化しておくことが重要です。たとえば「30代の共働き夫婦は、時短よりも品質を重視するはず」といった予測を立てることで、その検証に最適な対象者の設定や設問の設計が可能になり、調査の精度が高まります。

│コスト優先で品質が落ちる

安さだけで調査会社を選ぶと、いい加減な回答が混ざり、意思決定を誤る大きなリスクを抱えることになります。特にインターネット調査では、報酬だけを目的として設問を読まずに短時間で回答する不誠実な参加者を、完全には排除できないからです。

失敗を回避したいなら、コストだけでなく調査の設計力や分析の深さで会社を比較しましょう。まず簡易な調査で仮説を検証し、確度が上がってから本格調査へ移行するなどステップを分けると、無駄な出費を抑えながら判断の精度を高めることができます。

│設問の詰め込みすぎや誘導尋問でデータが歪む

一回の調査に知りたいことを詰め込みすぎると、回答者が疲れて適当な答えを選び、データの信頼性が失われます。また、自分たちが望む答えが出るように誘導してしまう聞き方もNGです。

こうしたリスクを避けるために、調査会社に設問構成のフィードバックをもらいながら、マーケティングの課題に対する答えを得られる内容になっているかを一緒に確認しましょう。

│調査対象の絞り込みが不十分で適切な層に届かない

調査対象の解像度の低さも、調査失敗のよくある要因です。調査条件が曖昧なまま依頼すると、本来のターゲットではない層の回答まで拾ってしまい、市場規模を見誤る原因となります。

調査会社任せにせず、自社のビジネス実態に即して「誰を対象外とするか」まで含めたスクリーニング設計を徹底して議論しましょう。

│調査結果の活用イメージに欠けデータをうまく活用できない

調査を「調べて終わり」にしてしまい、実際の施策につなげられないケースは少なくありません。これは、調査前に「どんな数字が出たら、どう判断するか」というシミュレーションが不足していることが原因です。

調査を無駄にしないためには、膨大なデータから要点を抽出する必要があります。あらかじめ調査会社に、報告の要旨の提出を求めておくことで、事前に決めた「プロジェクトの撤退・継続の判断基準」などと照らし合わせることができます。

市場調査会社の費用相場

市場調査の費用は、セルフ型の数千円から、フルサポートの数百万円まで大きな幅があります。

予算を最適化するためには、「 自社でどこまで設計・分析できるか」というリソースと、その調査が「 どれほど重要な判断に関わるか」を天秤にかけると良いでしょう。

調査の形式

費用の目安

得られる価値・特徴

向いているケース

セルフ型リサーチ

数千円〜数万円

スピードと低コスト。ツールを使い自社で設計・配信。

・日々の施策のA/Bテスト

・仮説のクイックな検証

定量調査

数十万円〜

データの妥当性を担保。専門家が設計や画面作成を代行。

・新商品の需要予測

・ブランド認知度の定点観測

定性調査

30万円〜

深いインサイトの発見。プロのモデレーターが本音を抽出。

・ターゲットの深層心理把握

・UXリサーチ

戦略・コンサル型調査

100万円〜数百万円

意思決定への提言。高度な多変量解析や戦略立案まで含む。

・海外進出

・新規事業の参入判断

・経営戦略策定

依頼手順と調査完了までの流れ

ここからは、調査の依頼手順と完了までの流れについて、以下5つのステップで解説します。

  • 課題を整理して調査の目的を言語化する
  • 候補会社をピックアップして提案依頼書を送る
  • 提案内容を比較検討する
  • 調査設計を確定して実施する
  • 調査結果の報告書を確認する

│課題を整理して調査の目的を言語化する

調査の成功は、相談前の準備で決まります。まずは、「今、何に困っているのか」「調査の結果を見て、何を決めたいのか」などをメモに書き出してみましょう。

「なんとなく市場を知りたい」ではなく、「新商品の値段をいくらにすべきか」「ターゲットを若者にするか年配者にするか」といった、判断基準を明確にすることが大切です。ここが決まっていると、調査会社も実情に合った提案がしやすくなります。

│候補会社をピックアップして提案依頼書を送る

知りたいことがまとまったら、数社の調査会社に連絡してみましょう。大規模な調査なら実績豊富な会社、特定の業界に詳しい会社、自分で手軽に調べたいなら安価なツールなど、目的に合わせて選ぶのがポイントです。

各社に同じ条件で相談することで、提案内容や費用の違いがはっきり見えてきます。以下のテンプレートに沿って提案依頼書の項目を埋めて伝えると、スムーズに話が進みます。

<市場調査 提案依頼書>

案件名: [調査プロジェクト名を記入]
作成日: 202X年〇月〇日
作成者: 株式会社△△ [部署名・氏名]

1. 調査の背景と目的

背景: [例:既存商品の売上が低迷しており、原因を特定したい]

目的: [例:競合商品との比較を行い、自社品の弱点と次期改良ポイントを明確にする]

2. 検証したい仮説

[例:価格の高さよりも、パッケージデザインの使い勝手が悪いと思われているのではないか]

3. 調査対象者(ターゲット)

属性: [例:20〜40代、既婚女性、全国]

条件: [例:週に3回以上、自炊をする方]

4. 調査手法・規模(案)

手法: [例:ネットリサーチ / グループインタビュー / 指定なし(提案希望)]

回収数: [例:本調査 500サンプル]

5. スケジュール

提案締切: 202X年〇月〇日(〇)

実査開始: 202X年〇月〇日(〇)

納品希望: 202X年〇月〇日(〇)

6. 予算・納品物

予算: [例:100万円以内 / 提案内容により相談]

納品物: [例:集計表、分析レポート、エグゼクティブサマリー(結果の要約)]

│提案内容を比較検討する

各社から届いたプランを比較する際は、金額を見るだけでなく「自分たちの知りたい答えを得られそうか」を確認します。

調査会社の担当者との相性も重要です。難しい言葉ばかりを並べるのではなく、こちらの悩みを汲み取って分かりやすくアドバイスをくれる会社を選ぶと、その後の作業がぐっと楽になります。

│調査設計を確定して実施する

依頼する会社が決まったら、アンケートの質問やインタビューの内容を細かく詰めていきます。「回答者が答えにくくないか」「特定の答えを誘導するような聞き方になっていないか」など、プロの視点を借りて最終チェックをしましょう。

実際の調査が始まったら、その後の運用は調査会社に任せてOKです。ただし、「いい加減な回答をどのような基準で省くのか」などについて事前に確認しておくと、より安心して結果を待つことができます。

調査会社に依頼している場合でも、調査設計の大部分は自社で行っているケースも多いです。調査票設計のコツを知っておくと市場調査の実務に役立つので、ぜひ参考にしてください。

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│調査結果の報告書を確認する

調査結果のレポートを受け取ったら、速やかに内容を確認しましょう。優れたレポートは、膨大なデータの中から「結局、何が言えるのか」という結論がわかりやすくまとまっています。

あらかじめ決めておいた判断基準に照らして、自分たちの考えが正しかったのか、あるいは方向転換が必要なのかを話し合いましょう。

市場調査会社にまつわる、よくある質問

最後に、市場調査会社にまつわる、よくある質問を4つ紹介します。

  • Q:市場調査にはどのくらいの時間がかかりますか。
  • Q:市場調査の内製と外注はどう使い分けるべきですか。
  • Q:BtoB(法人・企業向け)の市場調査は依頼できますか。
  • Q:海外市場の調査は依頼できますか。

│Q:市場調査にはどのくらいの時間がかかりますか。

ネットリサーチであれば準備から実査、納品まで最短で数日〜2週間程度が一般的です。一方、インタビュー調査や会場調査などは、対象者のリクルートや会場手配が必要なため、1ヶ月〜2ヶ月ほど要します。

スピーディーな意思決定が必要な場合は、最短10分ほどで配信可能なセルフ型ツールの活用が有効ですが、精緻な分析レポートまで依頼する場合は、余裕を持って3週間程度を見ておくと安心です。

│Q:市場調査の内製と外注はどう使い分けるべきですか。

日常的な仮説検証や、少額予算で素早く傾向を掴みたい場合は、セルフ型ツールを用いた「内製」が適しています。対して、数千万円規模の投資判断や、専門的な統計解析、海外市場の把握など、大がかりな戦略立案には、プロの知見を借りる「外注」が賢明です。

目的に応じた使い分けが、市場調査の費用対効果を最大化します。

│Q:BtoB(法人・企業向け)の市場調査は依頼できますか。

可能です。ただし、BtoB調査は対象となる決裁者や専門職の人数が限られるため、BtoC調査よりも難易度が高く、1サンプルあたりの単価も高くなる傾向があります。

依頼先は、特定の役職者や業界に特化したパネルを持つ調査会社を選ぶのがおすすめです。定量的なアンケートだけでなく、業界のキーマンへのインタビューを組み合わせることで、数値だけでは見えないプロセスや現場の課題を深く掘り下げることができます。

│Q:海外市場の調査は依頼できますか。

多くの市場調査会社が海外調査に対応しています。自社で海外拠点を抱える大手から、世界中の現地パネルと提携している専門会社まで、特徴はさまざまです。

現地の文化や商習慣、法規制によって、日本と同じようには意図が伝わらないケースも多いため、現地の事情に精通したパートナー選びが重要です。翻訳だけでなく、現地特有のニュアンスを汲み取った設問設計や分析を依頼できる会社を選ぶと、より実効性の高いデータが得られます。

まとめ

市場調査は、ビジネスで「次の一手」を打つべく根拠を得るための投資です。失敗しないためには、調査の目的を明確にし、大手総合型・専門特化型・低コスト型の中から、自社の課題や予算に最適なパートナーを見極めることが重要です。

プロの知見を借りることで、精度の高い設計や深い分析が可能になり、正しい意思決定ができる可能性を高められます。本記事で紹介した各社の特徴や比較ポイント、依頼の流れを参考に、ぜひ実務に活きるリサーチを実現させてください。

「まずは低コストかつスピーディーに市場の反応を確かめたい」という方には、セルフ型アンケートツール「Freeasy」がおすすめです。1問10円、500円からという手軽さで、アンケートを実施できます。まずは無料の資料ダウンロードで、サービスの詳細をご確認ください。

柏田宮亜
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この記事はアイブリッジ 柏田宮亜が編集・構成を担当しました(編集者 / コンテンツディレクター)。2020年6月よりセルフ型アンケートツール『Freeasy』に関わり、記事の編集・構成を担当。読者の目線に立って、わかりやすく、役立つ情報を届けられるよう心がけています。

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