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学会レポート「日本心理学会第89回大会」│仙台で広がる国際交流と調査ニーズ

目次[非表示]

  1. 快晴の仙台で開催!日本心理学会第89回大会は国際発表ゾーンも新設、熱気あふれる3日間に
  2. 学会全体の様子|多彩な参加者と広がる業界の関心
  3. チュートリアル・ワークショップの様子|参加者の関心高まる海外調査とセルフ型の可能性
  4. チュートリアル・ワークショップ参加者の声と鈴木公啓 准教授のコメント
    1. チュートリアル・ワークショップ参加者の声「良かった点」(参加後アンケート・抜粋)
    2. 東京未来大学・鈴木公啓 准教授コメント
  5. ポスター発表の様子|国際発表ゾーン新設で交流の幅が拡大
  6. 新しい販促物で気持ちも一新!Freeasy Globalの訴求も好反応
  7. 出展ブースの様子|既存ユーザーとの再会とFreeasy Globalへの関心拡大
  8. 次へのステップ|研究者の声に応えるFreeasyの進化と展望
  9. 仙台開催ならではの快適さと魅力|学会の余韻と地域の味わい
  10. 次回の「日本心理学会第90回大会」
  11. 今後のブース出展予定やオンラインセミナの情報、資料のダウンロード

快晴の仙台で開催!日本心理学会第89回大会は国際発表ゾーンも新設、熱気あふれる3日間に

2025年9月5日(金)~7日(日)、『日本心理学会第89回大会』が東北学院大学 五橋キャンパスにて開催されました。

前日までの天候とは一転し、雨予報が嘘のような見事な快晴に恵まれた3日間。コンビニや学食が揃った綺麗なキャンパスで、アクセスも良く、学会の開催地として非常に魅力的な環境でした。

本大会は、毎年秋頃に日本国内のいずれかの都市で開催される学術集会です。今年の参加登録者は約3,000名にのぼり、海外からの参加者も増加。会場は連日、多くの来場者でにぎわっていました。

今年もFreeasyは、協賛企業として参加し、チュートリアル・ワークショップのセッションには3年連続で登壇しました。研究者の皆様との交流を通じて、ツールへの関心の高まりや活用の広がりを実感する機会となりました。

また、昨年から導入された英語によるポスター発表に加え、「JPA Distinguished Poster Presentation Award - International Division(優秀発表賞英語部門)」が新設されるなど、国際化の取り組みがさらに進展。学会全体として、国内外の研究者が活発に交流する場となっていました。

学会全体の様子|多彩な参加者と広がる業界の関心

学生から引退されたベテラン研究者の方まで、幅広い年代の方々が参加されていて、出展社と参加者の間には顔なじみの方も多く、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていたのが印象的でした。

日本心理学会は参加者の関心度が非常に高く、研究者や学生の皆様からは研究への強い意欲と熱心な姿勢が感じられました。来場者数の多さも相まって、会場全体が活気に満ちていました。

そのような中、弊社が出展したFreeasyにも多くの関心を寄せていただき、「いつも助かっています」といった嬉しいお言葉を頂戴する場面もありました。弊社のツールがお役に立てていることを実感できる、非常にありがたい機会となりました。

\弊社Freeasyの展示ブース/

会場では、例年通り、一般研究発表(ポスター発表)、公募シンポジウム、チュートリアル・ワークショップ、招待講演に加え、会員交流会や企業展示など、多彩なプログラムが展開されていました。

また、調査会社の出展も年々増加しており、マーケティングリサーチ業界への注目度が高まっていることを肌で感じるとともに、業界全体の広がりと可能性を実感する場面も多くありました。

さらに今年は、英語による発表が92件にのぼり、海外からの参加者も約100名と、例年に比べて大幅に増加。直近5年では初めて「国際ポスター発表専用ゾーン」が設置され、特に台湾からの発表が全体の約6割を占めるなど、国際交流の場としても大きな盛り上がりを見せていました

\会場内の様子/

チュートリアル・ワークショップの様子|参加者の関心高まる海外調査とセルフ型の可能性

今年も多くの方にご参加いただいたチュートリアルセミナー。講師を務めていただいたのは、前回に引き続き、東京未来大学 こども心理学部の鈴木公啓 准教授。各社のネットリサーチを10年以上にわたり活用されており、Web調査への造詣が深い先生です。

心理学研究におけるWeb調査(特にセルフ型)の啓蒙を目的として、今回もチュートリアル・ワークショップをご企画いただきました。

当日は「Web調査サービスの使い方 ― 学術利用という観点から3 ―」というテーマのもと、Web調査に興味はあるものの実施には至っていない研究者の方々が、自身の研究においてWeb調査を有効に活用できるよう、知識とスキルの修得を目的として約2時間にわたり実施されました。

1ユーザーとしての立場から、忖度なくWeb調査について語っていただき、参加者の皆様も安心して耳を傾けている様子が伺えました。

広いセミナー会場をご用意いただいたこともあり、非常に多くの方にご参加いただきました。

学術調査ならではのセルフ型アンケートツールのメリットについては、うなずきながら興味深く聞き入る姿が多く見られました

セミナー内では、実際にアンケートの回答や作成を体験していただく場面もあり、参加者の皆様が積極的に取り組まれていたのが印象的です。中には、3回すべてのセッションに参加された先生もいらっしゃいました。

質疑応答の時間も盛り上がりを見せ、終了時間ギリギリまで活発な意見交換が続きました。

また、初めて「Freeasy Global」の紹介を行い、海外調査に関するテーマにも触れ、研究者の皆様からは高い関心が寄せられ、前向きな反応が印象的でした。

チュートリアル・ワークショップ参加者の声と鈴木公啓 准教授のコメント

チュートリアル・ワークショップ参加者の声「良かった点」(参加後アンケート・抜粋)

・具体的な調査費用が分かり実施するイメージが湧いた。
・研究倫理申請する際にWeb調査フォームを活用できることはとても有用だった。
・ちょうど、調査をどのような業者にお願いしようか検討中だったため、具体的な内容が参考になった。
・利用者ならではの感触がつかめてよかった。

(参考:倫理審査に必要な情報を分かりやすくご提供!Freeasyのサービスサイト内「倫理審査関連情報ページはこちら」)

東京未来大学・鈴木公啓 准教授コメント

チュートリアル・ワークショップ実施後

「日本心理学会大会においては3回目となる企画でした。3回目ともなると来場者が減少するのではないかと懸念していましたが、当日は多くの方々にご参加いただきました。

今回は、海外を対象としたセルフ型Web調査についての解説も行いました。これまでと同様に、心理学研究者におけるセルフ型Web調査への関心の高さを改めて確認することができました。同時に、本セミナーへのニーズが依然としてあることも実感しました。」

心理学の学術研究におけるセルフ型web調査についての考え

「セルフ型Web調査サービスは、適切に活用すれば研究における有用な手段となりえます。コストも比較的低く、加えて従来の紙媒体による調査では実現できなかった設計なども可能です。
海外におけるセルフ型Web調査についても、実施しやすい環境が整いつつあります。

その特徴を十分に理解し活用することによって、これまで以上に心理学の知見を得ることが出来ると思われます。」

ポスター発表の様子|国際発表ゾーン新設で交流の幅が拡大

今年の日本心理学会では、例年にも増してポスター展示が大盛況となり、会場は人で溢れかえるほどの賑わいを見せていました。

どのポスター会場も常に多くの参加者で活気に満ちており、歩く隙間もないほどの熱気に包まれていたのが印象的です。他学会と比較しても、圧倒的な盛り上がりを感じる場面が多くありました。

今年は新たに「国際発表ゾーン」が設けられ、海外からの参加者や英語による発表も増加。国際交流の場としても活発な雰囲気が広がっており、学会のグローバル化を肌で感じる貴重な機会となりました。

会場内では、あちらこちらで先生方が談笑される様子も見られ、まるで“学術のお祭り”のような雰囲気に包まれていました。

また、例年通り弊社ツール「Freeasy」を活用した研究発表も行われ、知っている先生にご挨拶をしようと試みるも、人気の高さからなかなか声をかけられないほどの盛況ぶりでした。

多くの方にご活用いただいている様子を目の当たりにし、ツールを通じて研究活動に貢献できていることを強く実感できました。

新しい販促物で気持ちも一新!Freeasy Globalの訴求も好反応

今回の日本心理学会では、「Freeasyアカデミックパンフレット」や「Freeasy Globalパンフレット」など、新たな販促物を初めてお披露目しました。

パンフレットに加え、ロールスクリーンやテーブルクロスも新調し、ブース全体が一新されたことで、来場者の皆様に新鮮な印象を与えることができました。

チュートリアルセミナーを含め、ブースでも積極的にFreeasy Globalの訴求を行った結果、新規の方々の目を引くだけでなく、既存ユーザー様からも「ちょうど海外調査をしたいと思っていた!」という嬉しいお声をいただくなど、海外調査に関する反応も非常に良好で、手応えを感じる場面が多くありました。

出展ブースの様子|既存ユーザーとの再会とFreeasy Globalへの関心拡大

今回の日本心理学会では、会場構成が昨年までとは異なり、ブースエリアとセミナー会場が別フロアに設けられる形式となりました。
それにもかかわらず、Freeasyのブースには多くの方々にお越しいただき、年々ユーザー数が増えていることを改めて実感することができました。

特に印象的だったのは、既存の先生方が「いつも助かっています」と声をかけてくださり、わざわざ足を運んでくださったことです。
その場で次回案件の具体的なご相談やご要望をいただく場面もあり、出展の目的が「新規の方への認知」だけでなく、「既存ユーザーとの交流・関係深化」へと広がっていることを強く感じました。

また、Freeasy Globalの紹介にも力を入れたことで、海外調査に関心を持つ方々から「今年中にぜひやりたい」といった前向きな反応もいただきました。
セミナーに参加できなかった方が後ほど時間を作ってブースに来てくださるなど、情報発信の場としてのブースの役割も再認識することができました。

新規の方からも「Freeasyを知っている」「チュートリアルセミナーの情報を見て来ました」といった声が多く寄せられ、同僚からの紹介で訪れてくださるケースもあり、認知の広がりと信頼の積み重ねを感じる場面が多々ありました。

関係者として、Freeasyが多くの方に必要とされていること、そしてその価値がしっかりと伝わっていることを改めて実感できた、非常に嬉しい学会となりました。

次へのステップ|研究者の声に応えるFreeasyの進化と展望

今回の学会では、セミナー終了後にブースへ足を運び、Web調査についてさらに詳しく話を聞きたいという参加者の方が多くいらっしゃいました。

セミナーが初日開催だったこともあり、セミナーをきっかけに具体的な案件のご相談につながる場面もあり、Freeasyが研究活動の中で新たな選択肢として定着しつつあることを実感することができました。

アンケート結果からは、依然として受託型の利用が多い傾向が見られましたが、それだけにセルフ型調査の可能性を改めて感じる機会にもなりました。

「非常に使いやすい上に、海外調査までできるのは素晴らしい」「ぜひ一度海外調査を試してみたい」といった声も多く寄せられ、Freeasy Globalへの関心と期待の高さが印象的でした。

今後も、研究者の皆様のニーズに寄り添いながら、より柔軟で実践的な調査環境を提供できるよう、Freeasyとしてさらなる進化を目指してまいります。

仙台開催ならではの快適さと魅力|学会の余韻と地域の味わい

今回の開催地・仙台は、学会の充実度をさらに引き立てる快適な環境でした。都内では残暑が厳しく、夜でも汗ばむ陽気が続いていましたが、仙台の夜は涼しく心地よく、学会後の移動や交流も快適に過ごすことができました。

食の魅力も印象的で、地元の方々が〆に通うという「番丁ラーメン」は、味噌と醤油を組み合わせたオリジナルの一杯。お腹も満たされ、仙台らしさを感じるひとときとなり、滞在全体が非常に充実したものとなりました。

学会の熱気に加え、開催地の魅力にも触れられるのが、こうしたイベントの醍醐味。次回の開催地にも、今から期待が高まります。

次回の「日本心理学会第90回大会」

次年度は、2026年9月4日~6日に東洋大学白山キャンパスにて開催される予定です。
日本心理学会大会の詳しい情報は、公益社団法人日本心理学会のホームページをご覧ください。

今後のブース出展予定やオンラインセミナの情報、資料のダウンロード

Freeasyは、全国の展示会への出展や、オンラインセミナーの開催(学術調査での活用例や、Freeasyの導入メリット、操作説明など)を不定期でおこなっています。予定はサイト内のお知らせや、メルマガ(不定期配信)にて随時ご案内しておりますので、是非ご覧ください。

なお、今回の学会にご来場いただけなかった皆様には、会場で配布したパンフレットの代わりに、下記より『【Freeasy】アカデミック紹介資料』をダウンロードいただき、ご活用いただけますと幸いです。

柏田宮亜
柏田宮亜
この記事はアイブリッジ 柏田宮亜が編集・構成を担当しました(編集者 / コンテンツディレクター)。2020年6月よりセルフ型アンケートツール『Freeasy』に関わり、記事の編集・構成を担当。読者の目線に立って、わかりやすく、役立つ情報を届けられるよう心がけています。

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