学会レポート「日本心理学会第88回大会」
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【日本心理学会第88回大会】セッション&出展企業として今年も参加、熱量の高さを実感
2024年9月6日(金)~8日(日)に熊本城ホールにて『日本心理学会第88回大会』が開催されました。Freeasyは、昨年に続き、チュートリアル・ワークショップのセッションに登壇し、また、協賛企業として参加しました。
このような大規模のオフライン学会への参加は1年ぶりで、Freeasyの既存ユーザーの方をはじめ、多くの方と交流させていただきました。
日本心理学会は非常に熱量の高い学会で、参加されている研究者の皆様や学生の皆様からも溢れるほどの熱意を感じられました。たくさんのお褒めの言葉をいただくこともでき、Freeasyを通じてお役に立てていることを心から嬉しく感じた学会でした。
学会全体の様子
日本心理学会大会は、毎年秋頃に3日間にわたり開催される学術集会です。日本各地で開催されており、例年、発表件数はおよそ1,200件、参加者数3,000名(※)という大盛況の学会です。
※公益社団法人日本心理学会ホームページより
一般研究発表(ポスター発表)、公募シンポジウム、チュートリアル・ワークショップ、招待講演などのほか、会員交流会や企業展示など、様々な行事がおこなわれます。
今年も3日間にわたり、非常にたくさんの学会員の方はもちろん、社会の変化もあってかお子様連れの方も多く、大変賑わっていました。
ネットリサーチの企業が多数出展されていて、業界自体の盛り上がりも感じられました。
<会場内の様子>
<弊社Freeasyの展示ブース>
チュートリアル・ワークショップの様子
開始前に席が埋まるほどの人気で、昨年同様、満員御礼のため立見となってしまった方もいらっしゃいました。
講師は、東京未来大学 こども心理学部 鈴木公啓 准教授。
各社のネットリサーチを10年以上も利用されているため、ネットリサーチへの造詣が深く、心理学研究におけるweb調査(特にセルフ)の啓蒙を行いたいとのことで、今回のチュートリアル・ワークショップを企画されました。
当日は「web調査サービスの使い方-学術利用という観点から2-」というテーマで、web調査に興味があっても実施まで至っていない研究者の方々が、自身の研究においてweb調査を有効に活用できるための知識とスキルの修得を目的に、2時間程実施しました。
講演は、web調査と紙との対比、“セルフ”web調査の特徴、研究での有用な点等のレクチャーのほか、大学等組織に所属する研究者にとって懸念材料の一つでもある経理処理の流れや手続きについても触れました。
参加された方には、その場で実際にFreeasyの操作体験もしていただきました。ご質問も多くあり、双方向的なチュートリアル・ワークショップを実施することができました。
また、翌日に、早速ブースにお越しいただいたご参加者から質問をいただくなど、“刺さる内容だった”と感じております。
チュートリアル・ワークショップ参加者の声と鈴木公啓 准教授のコメント
チュートリアル・ワークショップ参加者の声「良かった点」(参加後アンケート・抜粋)
・実際にアンケートを作成できて、「できる感じ」を持てた。
・具体的な調査までの方法やウェブ調査の種類について知ることができ、勉強になった。
・調査会社が色々とあるなかで何を選んだらよいかわからないという状態でしたが、会社の種類や特徴、Freeasyの特徴も分かり参考になった。
・実際に手を動かした。(ことが良かった)
・具体的な話を色々と伺えたこと。
・基本から実践へどちらもできて良かった。自分にも使えそうな気がした。
チュートリアル・ワークショップ実施後のコメント(東京未来大学・鈴木公啓 准教授)
日本心理学会の大会においては第2回目の試みでした。当日まで、どのくらい来場して頂けるか心配していましたが、昨年に続き今回も会場に入りきらないほどの人に来て頂くことができました。
心理学の研究者のセルフ型web調査に対する興味や関心の高さを確認することができたと同時に、セルフ型web調査のサービスなどについて伝える機会を作ることの意義も改めて確認できました。
これまでの私の経験を多分に盛り込んでお話させて頂きましたが、参加者の皆さんにとってそれなりにお役に立てたのではと思っています。
心理学の学術研究におけるセルフ型web調査についての考え(東京未来大学・鈴木公啓 准教授)
セルフ型web調査サービスは、うまく使えばとても有用な道具です。コストも比較的小さいですし、なにより、従来の紙媒体での調査ではできなかったこともできるようになります。
特徴をしっかりと理解して用いることによって、これまで以上に心理学の知見を得ることができるようになると思われます。
お声がけいただく回数が激増!Freeasyの浸透を実感
「Freeasy」を認識されている方に多く遭遇
現地では、弊社スタッフはFreeasyのロゴ入りシャツを着用していましたが、ロゴを見た瞬間に「知っています!」とお声がけをいただくケースが多くありました。
ポスター発表者様に挨拶に伺った際も、Tシャツのロゴでご認識いただきました。
出展ブースにおいても、Freeasyと伝えるだけで話を聞いてくださったり、資料を受け取ってくださる方が多くいらっしゃいました。
Freeasyを利用した研究発表・ポスター発表も増加!ファン、サポーター的な存在に
Freeasyを利用されたポスター発表者が多数おられ、定量データはもちろん、定性データ(テキスト回答)を重視した研究発表は人が途切れない状況が続き、終盤になってやっと発表者の方にご挨拶できたほど盛況でした。
また、ポスター発表を聞いてFreeasyのブースにお越しいただいた方も多数いらっしゃいました。パネル発表をされた方が、使い勝手やパネルの質を褒めて、Freeasyを強く推薦されている場面にも遭遇し、Freeasyのファン、サポーター的な存在が非常に多いと感じました。
心理学会において、Freeasyが広く知られる存在になっているということを心の底から感じる場となりました。
出展ブースをはじめ、交流できたことで知った「Freeasyの良さ」
皆様との交流を通じて嬉しいお言葉をいただいたり、開催されていたシンポジウムにてネットリサーチへの期待や課題を知ることで、Freeasyのサービス力やこれからの可能性を、再認識することができました。
「大学関係者・研究者の方々×Freeasy」親和性の高さ!
●研究に無くてはならない存在!
●研究者の意向にそった調査を行い、信頼できるデータを収集できていると、研究者間で紹介してます!
●教授視点で、ゼミ生に論文作成にあたり自由に調査をさせてあげられる環境を整えたいと感じていたが、限られた予算の中、なかなか環境を整えてあげられない状況だったが、Freeasyなら叶えられる!本当に素晴らしい、感謝しか無い!
●セルフweb調査で縦断調査ができることが良い!
●先生からゼミの学生にFreeasyを紹介するのではなく、ゼミの学生が先に使っていて、先生がFreeasyを認知されるケースも(※)!
(※)ゼミの学生がアカウント登録するだけでなく、先生にアカウント登録をしていただき、ゼミの学生をメンバー追加して運用することでのメリットをお伝えしました。
話題のシンポジウムを拝聴し、Freeasyの伸びしろを確信!
9月7日(土)の公募シンポジウム「Web調査の設計と分析」は、弊社開催のチュートリアル・ワークショップよりも、倍以上の広さの会場でしたが、ほぼ満席となっていました。その様子から、web調査への興味・関心度の高さを伺うことができました。
9月8日(日) の公募シンポジウム「ここがヘンだよ研究倫理審査」では、研究者側と倫理委員会側の立場にて、建設的なディスカッションが行われていました。
Freeasyのサービスサイト内の「倫理審査関連情報ページ」にて、倫理審査に必要な情報を分かりやすくご提供していますが、より一層、セルフweb調査における倫理審査の基本情報の啓蒙に力を入れるべきと気づきました。
次へのステップアップ、期待に添える成長を!
学会を通じて、Freeasyをご利用いただいている方たちの満足度は高く、感謝いただけるケースが多いことで、これからのFreeasyへの期待も実感いたしました。
既存のお客様から一番多くいただいたお声は、不真面目回答者がもっと少なくなると良いとのご意見でした。他にも研究者の方々から、倫理審査ページのブラッシュアップのご要望をいただきました。
今回、日本心理学会第88回大会に参加させていただくことで、セルフweb調査への興味・関心・期待を直に体感でき、これまで以上に気合いが入る機会となりました。
貴重なお時間を割いてご清聴いただきましたお客様、および、弊社ブースに足を運んでいただきましたお客様には、厚く御礼申し上げます。
次回の「日本心理学会第89回大会」
次年度は、2025年9月5日~7日に東北学院大学(五橋キャンパス)にて開催される予定です。
日本心理学会大会の詳しい情報は、公益社団法人日本心理学会のホームページをご覧ください。
今後のセミナーやブースの出展予定と資料のダウンロード
Freeasyは、オンラインセミナーの開催(学術調査での活用例や、Freeasyの導入メリット、操作説明など)や全国の展示会への出展を、不定期でおこなっています。予定はサイト内のお知らせや、メルマガ(不定期配信)にて随時ご案内しておりますので、是非ご覧ください。
なお、今回の学会にご来場いただけなかった皆様には、会場で配布したフライヤーの代わりに、下記より『【Freeasy】サービス紹介資料』をダウンロードいただき、ご活用いただけますと幸いです。