【子供向け金融教育についての調査】のレポートを公開!
この春から高校で金融教育が必修化されたことの認知者は3割!
アイブリッジ株式会社が展開するセルフ型アンケートツール“Freeasy(フリージー)”では、約450万人のモニター会員を活用し、子供のいる20~50代の男女を対象に、「子供向け金融教育についての調査」を実施いたしました。
調査対象:子供のいる20~50代男女、合計1,000名
調査期間:2022年4月18日(月)
はじめに
アイブリッジ株式会社は、子供のいる20~50代男女を対象に、「子供向け金融教育についての調査」を実施いたしました。回収期間は2022年4月18日、回答数は1,000サンプルとなります。
2022年4月より成人年齢が18歳に引き下げられたのと同じタイミングで、高校での金融教育の履修が必修化されました。
今回の調査では子供のいる男女を対象に、①金融教育が高校で必須化されたことの認知、②幼児を含めた子供の金融リテラシー向上に対する意識を把握して、金融関連ビジネスの可能性を探ることを目的としました。
高校での金融教育必須化の認知者は3割、うち「家庭科」認知者は6割
2022年4月から高校で金融教育が必修になったことを知っていたのは298名で3割(29.8%)。この298名のうち履修科目が「家庭科」であることを知っていたのは184名でほぼ6割(58.4%)という結果でした。
今回の対象者の子供は高校生に限りませんが、高校での金融教育必須化の認知度の低さ、さらには履修科目が「家庭科」であることの認知度の低さが浮き彫りになりました。
金融教育開始は、高校よりも小学校や中学校が望ましい?
金融教育が始まるのは、学校のどの段階が理想的と考えられているのでしょうか。結果は、「小学校」(低学年から高学年の合計)が36.4%と最も高く、低・中・高学年別では学年が上がるほど高くなっています。
今回調査の区分別では「中学校」(25.1%)が最も高くなっており。今年4月に義務化された「高校」は16.1%に過ぎません。「成人年齢の18歳引き下げ」と連動した高校での金融教育必須化ですが、今後、中学校や小学校での必須化が検討される可能性もなきにしもあらず、といったところでしょうか。
主なお金教育ゲーム・アプリの認知者は4人に1人
今回、履修が必須化された高校での金融教育に限ることなく、広く子供向けのお金教育ゲーム・アプリの認知について聞きました。「あてはまるものはない」が75%(4人のうち3人の割合)と圧倒的に高く、主要なゲーム・アプリを一つでも知っている人は4人に1人にとどまりました。その中で最も認知度が高かった「うんこお金ドリル」(うんこドリル×金融庁)でさえ、その認知率は9.3%と1割に満たない結果です。
ほかのゲーム・アプリも低年齢層向けで、学校での金融教育開始時期で理想とされている小学校高学年~中学生向けで有名なものが少なく(〝ホワイトスペース〟になっている可能性)、潜在的な需要とのミスマッチの可能性があるかもしれません。
自分自身の「金融への興味が高まる」は2人に1人
子供が学校で金融教育を受けることで、親である自分自身の金融への興味が高まるかを聞きました。「非常にそう思う」が18.7%と2割弱。「まあそう思う」(34.8%)と併せた「そう思う」は53.5%で過半数となりました。「そう思わない」(21.2%)の2割強を大きく上回っています。
子供向け金融教育が活発化していることの認知拡大と、子供向けお金教育のアプリやゲームの一層の普及は、金融関連ビジネスへの追い風となるのではないでしょうか。
全設問項目
2022年4月から高校で金融教育が必修になったことを、あなたはご存じでしたか。(SA)
高校で必修となる金融教育は「家庭科」で教えられていること、あなたはご存じでしたか。(SA)
高校で金融教育が必修になったことの背景のうち、あなたが重要だと思うことをお選びください。(MA)
高校で必修化された金融教育の内容のうち、あなたが期待できそうだと思うものをお選びください。(MA)
今回、金融教育が必修化された高校に限らず、学校で金融教育を受けることで子供に身につくと期待できることをお選びください。(MA)
以下の「子供向けお金教育ゲーム・アプリ」のうち、あなたがご存じのものをお選びください。(MA)
あなたが、子供が身につけたらいいと思うキャッシュレス決済の手段をお選びください。(MA)
今回、金融教育が必修化されたのは高校でしたが、あなたは金融教育が開始されるのは、学校のどの段階が理想的だと思いますか。(MA)
学校以外で、あなたは子供が金融教育を受けるのはどこがいいと思いますか。(MA)
あなたのお子様が学校で金融教育を受けることによって、ご自身の金融への興味は高まると思いますか。(SA)
「期待できそうな金融教育の内容」や「身に着けてほしいキャッシュレス決済」等も載っているレポートのダウンロードがおすすめ!
本記事でご紹介したアンケートをまとめた資料は、下記よりダウンロードすることができます(無料)。こちらの資料では、サイトには載っていない「金融教育の内容のうち期待できそうだと思うもの」や「子供が身に付けたら良いと思うキャッシュレス決済の手段」などの、今すぐ知りたくなる調査データも掲載しています。
無料ですので、下記よりダウンロードして、活用していただければ幸いです。
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「Freeasy(フリージー)調べ:https://freeasy24.research-plus.net/」の表記をお願いいたします。
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