大学の調査研究にもFreeasy!データ収集の時間とコミュニケーションコストの大幅削減で研究活動がスムーズに

東京医科大学様
 教職員数1001名~5000   教育機関 

人々の健康の向上と予防をテーマに、身体活動や予防医学の研究に取り組む東京医科大学 公衆衛生学分野様。
同分野で感染症予防やワクチン接種について研究する町田征己先生は、研究でおこなう紙やネット調査会社を利用してのアンケート調査に非効率さを感じていました。
この課題を解決するため、町田先生はセルフ型アンケートツール「Freeasy」を導入し、調査効率と品質の向上に成功しています。

今回は、Freeasyの導入経緯や成果について、町田先生に詳しくお話を伺いました。

課題
  • 以前は紙を使ったアンケート調査をしていたが、実施〜分析までに時間と労力がかかり非効率だった
  • コロナ禍以後、新規の研究対象者の確保も困難になった
  • 調査会社を介したネット調査ではコミュニケーションコストに悩んでいた
解決策
  • Freeasyを導入し、セルフ型でオンラインアンケート調査を実施できた
  • 表示や分岐が自由にカスタマイズできるアンケート作成画面で、効率的な学術調査を作成した
効果
  • アンケートの準備から分析までの時間が半年から最短数時間に短縮
  • 品質管理されたアンケートモニター調査が可能に。独自に研究対象者を確保する必要がなくなり、データの分析に集中できるようになった
  • 調査会社の担当者とのコミュニケーションコストが減少した

紙やネット調査会社を利用した調査に非効率さを感じていた

ーFreeasyを導入する前の課題を教えてください。

Freeasyを導入する前は、「紙を使ったアンケート」と「ネット調査会社」を利用して、研究調査をおこなっていました。しかし、これらの方法には課題がありました。

まず、紙を使ったアンケート調査では、実施から分析までに時間と労力がかかっていた点が挙げられます。

前提として、紙のアンケートの精度を高めるためには、公共機関や企業などに協力を要請する必要があります。しかし、公共機関や企業にとってアンケート協力は、日頃の業務に追加して対応する作業です。そのため、なかなか依頼を受けてもらえず、アンケートを開始するまでに長い時間がかかっていたのです。

また、研究対象者に調査票を郵送して回答してもらう形式が一般的であることから、回答率の低さや、回答の回収から分析までに最低でも3ヶ月から半年はかかるといった所要時間の問題もありました。

加えて、コロナ禍で新規の研究対象者の確保がさらに困難になったことや、公的なアンケートのためにリスクを伴う機微な質問がしづらいという制限も課題でした。

ーネット調査会社を介した調査では、どのような課題を感じていたのでしょうか。

ネット調査会社を介した調査では「担当者とのコミュニケーションにコストがかかる」点に課題を感じていました。

たしかに、ネット調査会社は、調査実施から分析まで1〜2週間程度で対応してくれるので、紙の調査よりもスピード感はあります。しかし、調査前の予算交渉やアンケートの修正依頼などに時間がかかってしまう点がデメリットでした。

特に、修正依頼は文章でのやり取りになってしまうケースです。依頼内容や疑問点を言語化するのに時間がかかりますし、文面だけでは意図が上手く伝わらないケースも少なくありません。そのため、調査会社の担当者との意思疎通に労力がかかり、修正依頼を妥協してしまうこともあったほどです。

また、私たちは大学なので、研究以外に学生向けの実習もあります。アンケートの準備に時間がかかりすぎてしまえば、アンケートの準備段階で学生の実習が終了してしまいかねません。十分な調査期間が確保できない学生の実習には利用しづらくなってしまうという問題もありました。

Freeasy導入の決め手は、スピーディーな調査の実現と、1問10円の明朗会計

ーFreeasyを導入した理由を教えてください。

紙やネット調査会社よりも調査しやすい方法がないかと考えていたときに、公衆衛生学会のブースでFreeasyを知ったのがきっかけです。

Freeasyをアンケート調査方法として選んだ大きな理由は、以下の2つです。

セルフ型であることから、調査をスピーディーかつ簡単に実施できる
明朗会計で費用の計算や予算調整がしやすい

1つ目の理由は、セルフ型であることから、調査をスピーディーかつ簡単に実施できる点です。

Freeasyはネット調査の会社を利用するときのような担当者とのやり取りは不要で、自分たちだけでアンケート画面を作成できます。必要に応じて画面や設問のカスタマイズができますし、修正もリアルタイムでおこなえるため、スピード感を持って調査を進められると考えました。

また、Freeasyの仕様であれば、学生たちに対して、自ら研究に必要な項目を考える機会を与えられることも有効だと感じました。

2つ目の理由は、明朗会計で費用の計算や予算調整がしやすい点です。

通常、ネット調査の会社に依頼する場合、ホームページ上に記載されている金額から値引きが入るなど、料金体系が曖昧で、最終的な費用が不透明なケースがあります。

しかし、Freeasyの場合、1問10円と明確でわかりやすい料金体系のため、費用が不明瞭になる心配がありません。

設問数に応じてコストを計算できるため費用計算もしやすく、予算も組みやすいサービスだと思いました。


ーどのようにFreeasyの導入を進めましたか?

Freeasyの導入は非常にスムーズに進みました。アイブリッジ社の担当者の対応が早く、丁寧に機能説明を実施してくれたので安心感もありましたね。

画面構成は直感的でわかりやすく、特別なマニュアルを見ることなく操作を開始できました。チェックボックスやプルダウン形式などの質問タイプの切り替えも簡単で、アンケートの作成作業が進めやすかったです。


また、Freeasyは質問方法のバリエーションやレイアウトの面でも格段に優れていると感じました。特に印象的なのが、頻度やスコアリングの際に用いるマトリクス形式の設問です。スマートフォンの画面でも見やすくなるように自動整形してくれるのですが、ここまで使いやすいものは、あまりほかでは見かけないように思います。

Freeasyのカスタマイズ性の高さにより、研究において新たな知見を得られる質の高いアンケートが作れるようになりました。

ー研究調査では倫理審査が必要です。ネット調査への見解は各施設によって異なると言われますが、どのように倫理審査に対応しましたか?

おっしゃるとおり、ネット調査の見解は各施設によって異なります。例えば、一切ネット調査を認めない場合もあれば、調査参加者が回答を撤回できるようなシステムを求められるケースもあります。研究者としては、適宜対応しなければなりません。

Freeasyは、こうした倫理審査に関するさまざまな問題に対応するために、必要な情報を網羅的に提供するサポートページが用意されています。この支援のおかげで、研究を進める上で倫理審査への対応がしやすくなりました。

それぞれの研究機関の倫理審査委員会の要求に応じて必要な情報を提供できるため、プロジェクトの準備段階でとても安心できています。

Freeasyで調査の効率改善!コミュニケーションコストが減少し結果の品質も向上

ーFreeasyを導入してどのような効果を感じましたか?

Freeasyを導入してから、紙やネット調査会社で感じていた課題の解決が進み、調査環境が格段に改善しました。

まず1つ目の効果は、アンケート調査の実施効率が大幅に向上した点です。Freeasyの活用により、アンケート調査にかかる時間が最短数時間にまで短縮できました。
Freeasyのおかげで、研究対象者を探す必要もなくなり、調査の作成から配信設定までを自分たちで直接管理ができています。以前のような労力や時間をかけることなくスケジュール管理できるようになったことは大きな効果です。

加えて、紙ベースの調査と比較して、機微な質問のしやすさや、想定外の回答の抑制、回答漏れの防止ができていることもメリットに感じています。

2つ目の効果は、調査会社の担当者とのやり取りが格段に減った点です。特に、アンケートの画面修正依頼が不要になった効果は強く実感しています。

Freeasyであれば、アンケートの修正があってもシステムの管理画面上で対応すればすぐに反映されるため、タイムロスがありません。1,000〜2,000人前後の調査も、以前よりもずっとスムーズに実施できるようになりました。

3つ目の効果は「AIによるデータのクリーニング機能で調査の品質が向上した」点です。

FreeasyにはAIが不適切な回答者をクリーニングしてくれる機能が実装されています。この機能により、調査に使えない不適切な回答が、以前の2割から1割程度まで減少しました。その結果、有効回答が増えたため、調査の信頼性が以前よりも高まっています。

Freeasyの導入によって、研究活動に革命的な変化があったと感じています。Freeasyを最大限活用して、より効率的で質の高い研究を進めていきたいです。

今後はFreeasyをメインにした調査を検討

ー今後、Freeasyをどのように使っていきたいですか?

引き続き、研究や実習で積極的に使っていきたいと考えています。新しい調査を計画する際には、Freeasyで実施できるかをベースにして検討するつもりです。

研究の世界ではネット調査の活用について、さまざまな議論があります。否定的な見方をする方もいますが、私としては、上手に使えば、従来の調査方法よりも多くのメリットがあると確信しています。

特に、効率性やコスト削減、さらには回答の品質向上など、Freeasyの利点は計り知れません。

今後もネット調査のメリットを最大限に活用し、より良い研究成果を生み出すためにFreeasyを使用していきます。
※本記事の内容は2024年2月の取材をもとにしています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

プロフィール

東京医科大学 公衆衛生学分野

大学概要
東京医科大学公衆衛生学分野は、人々の健康の向上と予防をテーマにして、総合的な研究を実施しています。生活習慣病やメンタルヘルス対策、慢性疾患の予防、環境衛生、職業健康、感染症対策など多岐にわたる社会問題の解決に貢献しています。

URL
https://www.tmu-ph.ac/

専任教職員数
 4,171名 (令和5年5月1日現在)

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