回答誤差とは|リサーチ マーケティング用語集
回答誤差
回答誤差とは
回答誤差とは、調査対象者から回答を得る際に生じる誤差のことです。
回答誤差は、バラツキとバイアス(偏り)に大まかに分類できます。それぞれの代表例として、バラツキは標本誤差、バイアス(偏り)は無回答による誤差です。
回答誤差の発生する原因
回答誤差が発生する原因は主に2つです。
1つ目は回答者が意図的に回答を誤るケースです。質問に対して回答を良く見せたいという見栄や、自分にとって関心が低いテーマや記憶が不確かなことにより、実際とは異なる回答をしてしまうようなことがあります。
また、年齢や職業、収入などプライベートな質問や、デリケートな質問に対しては、警戒心により回答者が意識して不正確な回答をする可能性があります。
2つ目は意見や判断、記憶が不確かなため曖昧に回答するケースです。記憶の曖昧な事柄や知識の少ない内容、明確な意見を持たないことに対する質問に対して多く起こります。
また、質問が多かったりあまりにも長いと、回答者の集中が途切れてしまったり、疲れた場合にも、曖昧な回答となってしまうことがあります。
回答誤差を防ぐためにできること
回答誤差が発生してしまうと、正しい調査結果を得ることができません。
設問の内容や構成を工夫したり、アンケート回収数を増加させるなどの対応が必要です。