商品企画開発の課題をFreeasyで解決!定量・定性両方の調査でスピーディーかつ説得力のある提案が可能に

株式会社イートアンドフーズ様
 連結従業員数 1001~5000名   製造・メーカー 

株式会社イートアンドフーズは、中華専門店「大阪王将」の味を冷凍食品技術でご家庭へお届けする食品メーカーです。

同社では、生活者の観察からヒット商品を生み出してきました。しかし、以前は部内のマーケティングリサーチのリソースが限られていたため、商品開発の際に企画背景を裏付けるデータを迅速・適切に用意するのが難しいと感じることがあったそうです。

そこで、この課題を解決するためセルフ型アンケートツールの「Freeasy」を導入したところ、調査業務がスムーズに進行するようになったといいます。

今回は、商品本部 商品企画開発部 戦略企画グループ マネジャー 大菅氏、同グループ 田島氏に、Freeasy導入の背景や成果についてお話を伺いました。

課題
  • 生活者のインサイト(隠れた意識や購買動機)のタイムリーな把握ができていなかった
  • スピーディーな対応を求められることも多かったが、リソースが限られていたため迅速な対応が難しかった
  • 顧客へのインタビュー調査も実施していたが、コスト・個人情報の管理・業務負荷の面で課題を感じていた
解決策
  • Freeasyを導入し評価を通してインサイト把握ができるようになった
  • 新商品発売後には顧客の反応を知るため、Freeasyのリクルーティングサービスを利用したインタビュー調査を実施
効果
  • 消費者目線でのKBF(Key Buying Factor;購入を決定する際に重視する要素)を把握できるようになった
  • 調査から回収までのスピードが大幅にアップした。使いやすいUIとサポートで、リソース不足も解決
  • インタビュー調査の協力者探しや事前準備にかかる負担を大幅に削減できた

商品企画で直面していた「インサイト把握」の必要性。スピード感やノウハウ不足が課題だった

ーFreeasyを導入する前の商品企画開発部の課題を教えてください。

商品企画開発部 戦略企画グループは、開発のための事前調査、計画作成、商品のコンセプト作りをおこなう部署です。また、営業部が商品をお取引先にアピールするための提案書も作成しています。以前は企画提案に際して、3つの大きな課題がありました。

1つ目の課題は「お客さまのインサイトの把握」です。新商品発売に際しては、消費者の購買行動に繋がる隠れた動機を知ることが欠かせません。このインサイトを把握することで、お客さまが本当に求めている新しい商品を提供することができるからです。

しかし、以前はお客さまのインサイトの把握がタイムリーにできておらず裏付けデータが不足していたため、新製品の販促に必要な社内の提案資料に説得力が欠けてしまうことがありました。開発側が商品のコンセプトに自信を持っていたとしても「開発の背景となる数字は?」「需要見込みの具体的な根拠は?」と社内からさまざまなデータを求められます。

例えば、冷凍餃子の企画・提案では、「調理する際ユーザーは『フライパンに並べにくい』『並べるのが手間』といった悩みがあるのではないか」と開発側が肌感で思っていたとしても、具体的なデータがなければ納得してもらえません。

オープンデータや購入者データ、社内アンケート、ネット上での口コミなどをかき集めていたものの、データに偏りがあるなどの理由で提案時に説得力がある説明ができていませんでした。

2つ目の課題は「スピーディーな対応」です。社内の企画会議では短期間で提案の根拠となるデータを提示しなければならないなど、提案にはスピード感も求められます。すぐに提示できる情報を持っていないこともあり、自分達の力だけでは難しいと感じていました。

また、調査は外部の会社に依頼する選択肢もあるのですが、スケジュールを事前に決めている必要があるなど、調査を思い立ってもスケジュールが間に合わないこともありました。

3つ目の課題は「ノウハウの不足」です。当部署は分社化による再編で独立部署となったため、部署内担当者レベルではマーケティングリサーチに関するノウハウの蓄積が不足していました。

調査を具体的にどう進めればいいのか、と思い悩むこともありました。例えばアンケート項目を作成する際、仮説の設定や調査の設問作成などを迷いながら進めることもあったのです。

これらの課題を解決するため、簡単・迅速に定量調査(アンケート調査)が実施できる方法がないか探していました。

ーインタビュー調査もおこなっていたと聞きましたが、そちらではどのような課題がありましたか。

定性調査(インタビュー調査)は、コアなファンの気持ちや調理方法などを知るために、商品発売後に実施していました。最初は外部の調査会社に依頼していましたが、どうしてもコストが高くなってしまうことが課題でした。

そこで、自社のファンコミュニティーで調査協力者を募集し、インタビュー調査をおこなうことにしましたが、新たに個人情報の扱いが負担となりました。また自社でおこなう場合、準備から当日まで協力者一人一人とやり取りをしなければならないので、業務負荷の面でも課題を感じていたのです。

また、質問項目の作り方や話の引き出し方などのノウハウがない中で、質問の明確な目的を定めず、とにかく聞きたいことだけを聞いていました。この方法で求めている成果に繋がるのかという不安もありました。

Freeasy導入でアンケート調査の質と収集スピードが向上!充実したサポートで安心して利用

ーFreeasyを導入した理由を教えてください。

簡単・迅速に調査できるサービスを探していた時、インターネットでの検索で出会ったのがFreeasyです。導入の決め手となったのは利用のハードルの低さです。「500円からアンケートが可能」というランチ感覚のミニマムな金額は、リーズナブルでとても魅力的でした。

また、画面作成から配信まで最短10分、即日回収も可能、というスピーディーさにも惹かれました。Freeasyはセルフ型なのでアンケート作成から回収まで自分で管理が可能です。外部の調査会社に依頼するときのような頻繁なやりとりやスケジュール調整が必要ないのでスピード感が全く違います。

こうしたFreeasyの魅力は会社にも認められ、スムーズに導入が決定しました。

ーFreeasyを導入して、課題はどのように改善しましたか。

1つ目の課題だった「お客さまのインサイトの把握」に関しては、消費者目線でのKBFを裏付けるデータが得られたことで、生活者のインサイトから生まれた開発背景を説明できるようになりました。

特に印象に残っている調査結果があります。当社では2023年に並べる手間が不要の「羽根つき円盤餃子PREMIUM」を発売しましたが、その製品開発に際して1,000人を対象に事前調査を実施しました。

その結果、「餃子をもっと簡単に作りたいと思うことはあるか」という質問に「ある」という回答が76.3%。さらに「並べる手間のない冷凍餃子があれば買ってみたいか」という質問には「買ってみたい」が58.5%、「どちらかと言えば買ってみたい」が35%という数字が明らかになったのです。購買の意思を示す回答者は、合計すると93.5%という高い数字です。これだけ説得力のある結果がでてくるとは思っていなかったので、正直とても驚きました。

2つ目の課題だった「スピーディーな対応」に関しては、調査から提案までもれなくスピードアップしたと感じています。セルフ型サービスなので開始までのスタートダッシュが早い、ということもありますが、Freeasy担当者さんのサポートにも助けられました。

回収終了の翌日には担当者からメールで終了報告の連絡をいただくなど、フォローの速さには驚きました。迅速な対応に感謝しかありません。時間がかからないことに加え利用コストも低いので、追加調査が実施しやすくなったことも嬉しいポイントです。

3つ目の課題だった「ノウハウの不足」に関しても、Freeasyの使いやすいUIと充実したサポートに助けられています。直感的でシンプルな画面なので、初めてアンケートを作成した際にも操作方法で迷うことはありませんでした。自分たちの経験不足からか、使い始めのころは設問設計で迷うことはあったのですが、「ここはこういう質問が良いのでは?」といったアドバイスをいただくなど手厚いサポートで安心して利用できました。

おかげさまで、調査の前に悩むことが減ったとも感じています。以前は最初に「アンケートをとるべきか?」という点で悩んでいたのですが、Freeasy導入後は調査のハードルが下がり、「まずはアンケートをとってみよう」と前向きに行動できるようになりました。

思いついたら気軽にアンケートを実施できるので、仮説から検証まで何度も挑戦できます。アンケート調査に慣れてきたことで、最近では部内にノウハウが蓄えられつつあると感じています。

インタビュー調査にもFreeasyを活用!低コスト・高品質な調査と業務効率化を実現

ーアンケートだけでなくインタビュー調査でもFreeasyをご活用いただいています。どのような効果を感じていますか?

アンケート調査の目的でFreeasyを導入したので、最初はインタビュー調査の協力者募集も依頼できることは知りませんでした。

Freeasyのリクルーティングサービス(全国の調査モニターへインタビューなどの協力者を募集することができる機能)のことを知り、試しにお願いしてみたところ、インタビュー調査で抱えていた「コスト」「個人情報の管理」「業務負荷」の課題が全て解消されました。 

設問数と回収希望数で金額が設定されているので料金体系が分かりやすく、かつリーズナブルで、コスト面の負担は大きく減りました。また、個人情報を社内で扱う必要がないので、以前感じていた心理的負担も今はありません。

業務負荷も大幅に減りました。候補者の抽出と日程調整の提案、さらにはモデレータ(当日の司会進行)の手配、タイムテーブルの作成、追加質問のご提案、当日お渡しする資料の作成といった業務も手際よく対応くださったのです※。 

事前の調整はすべてお任せできるので、こちらでの準備は必要なくインタビュー当日を迎えられるのは嬉しいですね。今では、対象者の方へのご来社方法のご案内や、オンラインインタビューであればWeb会議システムの接続確認などもお任せしています※。

また、インタビュー後には内容を共有し、調査のまとめを一緒に考えていただくなどアドバイスまでくださいました。「こんなに色々な業務お願いしているのは、当社だけなのでは?」と不安になることさえありますが、利用者に寄り添ってくれる姿勢にはとても心強く感じています。

※Freeasy リクルーティング機能は、対象者の抽出までが基本料金に含まれております。その他はオプションとしてご用意しておりますので、詳細はお問い合わせください。

商品ラインナップ充実のために、今後もFreeasyを積極的に活用したい

ー今後、Freeasyをどのように使っていきたいですか?

現在、当部署ではFreeasyを商品企画前の仮説検証に用いるほか、営業部からの依頼など必要に応じて活用しています。実際に使ってみて、初心者でも簡単にアンケートを作成でき、気軽に、スピード感を持って調査できる点はやはり大きな魅力です。

今後は新製品開発のほかにも、既存商品のリニューアルに際しても必要な情報収集にFreeasyの活用を検討しています。また、業界全体など大きな枠でも調査を実施できればとも考えています。

Freeasyを上手に活用しながら、今後は主力の餃子以外にも商品を充実させ、もっと気軽におうちで本格中華が楽しんでいただけるような商品展開をしていきたいと思っています。

 

※本記事の内容は2024年8月の取材をもとにしています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

プロフィール

株式会社イートアンドフーズ

会社概要
1969年大阪王将第一号店、1993年冷凍餃子の販売開始。
その後「+&」の発想で新しい食を提案したいという想いでイートアンドと社名変更。2020年に分社化し、イートアンドフーズとして、餃子や唐揚げ、炒飯など中華専門店である大阪王将の家庭用・業務用冷凍食品や調味料を展開。「おなかいっぱいの幸せと。」を事業ビジョンに新たな食文化の開拓をめざしています。

URL
https://www.eat-and.jp/foods/

連結従業員数
株式会社イートアンドホールディングス
1,745名(2024年8月末現在) ※グループ社員・パートアルバイト(8h換算)

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