Freeasyでインフルエンサーマーケティングの効果を可視化！営業資料の具体化に成功し、マーケティング起点の売上2倍以上を達成

以前は、インフルエンサーマーケティングの導入効果を実証するデータの用意が難しく、主に2つの課題を抱えていました。

まず1つ目の課題は、営業資料の説得力が欠けていた点です。
インフルエンサーマーケティングは、広告のように明確に数字で効果を判断できるものではありません。実際に商談の履歴でも、エビデンスやデータがないために失注している事例が目立ちました。
原因を確認してみると、営業先の担当者が上司に稟議を上げるものの、インフルエンサーマーケティングの効果を理解してもらえない場合が多々ありました。

2つ目の課題は、自社でリードを十分に獲得できていなかった点です。
当社は以前まで、代理店経由での依頼や業界内の紹介でご依頼いただく案件がメインでした。
インフルエンサーマーケティングは業界内で積極的に活用している業界と、そうではない業界とで導入の意向に大きな差があります。そのため、お問い合わせで接点を持てる企業が、すでにインフルエンサーマーケティングの成果を実感している業界に偏ってしまうという問題がありました。

幅広い業界に広げていかなければ、クライアントの増加が見込めず、いずれは売上が頭打ちとなってしまいかねません。また、スタッフもキャリアアップの機会が限られてしまう可能性があります。

そこで、自社のマーケティング活動でも集客力を高め、さまざまな業界の新たな見込み顧客を獲得したいと考えていました。

まだインフルエンサーマーケティングに踏み出せない企業に興味を持ってもらうためにも、検討されている企業の担当者を後押しするためにも、やはり成果を実証するデータが必要です。

しかし、インターネットなどで探してみても当時はそのようなデータが見つかりませんでした。まだ世の中にデータがないのであれば、自分たちで作り、インフルエンサーマーケティングの可能性を知ってもらおうと考えました。

自分たちでインフルエンサーマーケティングの効果をリサーチしデータを作ろうと思うと、費用がかかります。しかし、当時は予算も限られていました。そこで、低予算で始められるネットリサーチツールの導入を検討することにしました。

さまざまなサービスを比較するなかで目に留まったのがFreeasy です。1回500円からという安さでネットリサーチができる点に興味を持ちました。

初回は、1,000名に10問のアンケートを実施しました。自分たちでアンケートの設問を作るのは初めてでしたが、Freeasy担当者さんのサポートもあり安心できました。最初は不慣れで時間がかかったものの、サポートのおかげでネットリサーチを実施することへのハードルが下がったと感じています。

設問の作り方に間違いや重複があったときには、担当者さんから電話で直接フィードバックをもらえました。調査がうまくいかないような設問の作り方をしていたようで、事前に指摘してもらえて非常に助かりました。

インフルエンサーマーケティングの影響力を裏付けるデータを作成できるようになったことで、抱えていた課題は見事に解決されました。

まず1つ目の効果は、営業資料の説得力の改善です。
インサイドセールスが獲得した営業からの売上の合計金額が、前年の同四半期と比較して2倍以上に向上しました。

営業担当がデータを活用してインフルエンサーマーケティングの価値を伝え、説得力のある提案ができるようになったことが、このような結果につながったと考えています。

2つ目の効果は、新たなリードの獲得です。
Freeasyで実施したリサーチの結果をまとめた下記のレポートを公式サイトに公開したところ、1ヶ月の資料ダウンロード数が200件を達成しました。

社外向けには、顧客のマーケティング支援にネットリサーチを活用し続けます。過去と現在のデータを定期的に比較し、新しい見せ方ができれば、より説得力のある提案ができるはずです。

また、営業部から要望のあるデータなども積極的に収集し、提案の幅を広げていきたいと考えています。

さらに、社内においてはネットリサーチの活用範囲をデジタルマーケティング事業だけでなく、「Fanicon」を運営するファンビジネスプラットフォーム事業にも拡大する方針です。ネットリサーチを通じて消費者理解を深めることで、エンタメ業界にさらに貢献したいと思っています。

Freeasyのデータと自社のノウハウを掛け合わせることで、今後のビジネスの展開やトレンドを先駆けて発信し、他社にはない独自の価値を生み出していきたいと思います。

※本記事の内容は2024年3月の取材をもとにしています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。